レッドブルは、第9戦オーストリアGP後に2014年について見極めるとヘルムート・マルコは述べた。2014年シーズンは、開幕5戦でメルセデスが全勝しているが、冬季テストからのレッドブルの改善具合もまた印象的だ。 ヘルムート・マルコは、レッドブル・リンクで6月22日(日)に実施される母国レースについて「オーストリアGPがベンチマークだ」と APA通信 にコメント。
「そのときまでにはエンジンのすべてのパラメーターが揃っているだろう。そこで事態がどうなっているか確認する」 レッドブルは、RB10にはチャンピオンシップを勝つ力があり、欠けているのはルノーエンジンの力だけだと公言。だが、そのルノーも90%リカバリーできたと自信を示している。「本来の調子まで90%のところまで来ているといえる。微調整も次が最後だ」と、ルノーの責任者レミ・タフィンは語った。レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツは、今のところレッドブルはエンジンサプライヤーを変更するつもりはないと述べた。 「どこに変えるのか? 今のところ我々に他の選択肢はないし、ルノーとは長期の契約を結んでいる」「シーズン中盤までには、メルセデスの背中が見えるぐらいに近づいておきたいものだ。いかなる時も、最後まで希望を捨ててはならない!」だが、その発言から間もなく、ディートリッヒ・マテシッツは、一点してメルセデスは打ち破れないとの見方を示している。「我々はおそらくメルセデスのアドバンテージに追いつけないだろう」とディートリッヒ・マテシッツは Bild にコメント。コンストラクターズ選手権では、メルセデスは2番手のレッドブルに100ポイント以上の差をつけている。 「我々がこのポイント差にチャレンジできるとは思えない。たとえ、再び我々がレースで勝ったとしても、その間にも他チームが彼らのリードに挑戦できなくするのに十分なくらいのポイントを獲得するだろう」 一方、ディートリッヒ・マテシッツは、メルセデスがこれから期待される成功で妬まれることがあってはならないと話している。 「シーズン前に、我々はメルセデスと同じような仕事ができなかった。誰かがセンセーショナルな仕事をした場合には、私は惜しみなく評価しなければならない」
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