レッドブルは、F1ブラジルGPの決勝レースで、セバスチャン・ベッテルが優勝。前人未到のシーズン9連勝を達成。F1ラストレースとなるマーク・ウェバーも2位でフィニッシュし、ダブルタイトル4連覇を最高のカタチで締めくくった。2013年シーズン、レッドブルはドライバーズ選手権で、セバスチャン・ベッテルが397ポイントを獲得してタイトルを獲得、マーク・ウェバーが199ポイントを獲得して2位。コンストラクターズ選手権でもチャンピオンを獲得した。
セバスチャン・ベッテル (優勝)「今日の僕たちの記録を比較したくはない。アスカリがドライブしていた頃とは時代が違うのでフェアではないと思う。今よりよくクルマが壊れていたし、チームも一貫性がなかった。今日の記録とは違ったタイプのものだ。チーム内の全員が自分たちの仕事を愛しているし、全力を注いでいる。そこには素晴らしいスピリットがあるし、1年が終わってしまうのが寂しいけど、仕方のないことだ。全員がバッテリーを充電するために休むことを楽しみにしているし、来年を楽しみにしている。今日はスタートがあまり良くなかったけど、ロズベルグを抜き返すことができた。何が起きるのかわからないレースだった。2回目のピットストップはギリギリに呼ばれて、タイヤを待たなければならなかった。残りの周回でなんとかリカバーできた。今日はもちろんマークのラストレースだった。僕たちの関係は最高ではなかったけど、プロフェッショナルなレベルではお互いを常にリスペクトしていたし、トラック外のことはどうであれ、トラック上では関係なくいつでもお互いにハードにプッシュしていた。マークからは本当に多くのことを学んだ。彼の印象的なスキルによって、僕はより良いドライバーになることを学んだ。彼のことはグリッド上でベストなドライバーの一人だと思っている」 マーク・ウェバー (2位)「ファイナルラップでヘルメットを脱いだのは最高だった。このスポーツではなかなか個人の流儀を与えることはできない。僕たちはいつもヘルメットをかぶっているから、ファンはF1ドライバーがヘルメットなしでF1マシンをドライブする姿を見ることはできない。ヘルメットを脱いでマーシャルやファンを見渡すのは最高だった。本当にいい経験だった。普段は聞こえないたくさんの音が聞こえてきた。僕にとって今日難しかったのは、実は最後にクルマに乗り込む瞬間だった。正直言ってちょっと感傷的になってしまった。ヘルメットをかぶり、クルマに乗り込む瞬間が一番感傷的になったね。フィニッシュラインを越えて、みんなを見たときは最高だった。クリスチャンから無線で最後のラップを楽しんでこい言われ、そうした。できるだけゆっくり走った。非常に特別な1日だった。セブと僕は何度も困難を経験してきたし、違うチームにいるフェルナンドとの関係の方が楽だった、今日はその2人と一緒に表彰台でフィニッシュした。彼らはこの世代のベストドライバーだ。彼らとはたくさんレースをしてきたし、彼らと一緒にフィニッシュしたことには多くの意味がある。キャリアの最後でも僕がいい走りができることを示せたし、正しいタイミングだということだ。僕はF1というスポーツが大好きだった。このようなキャリアを過ごせるなんて夢にも思わなかったよ。絶好調も、タフな低調も経験した。そういうものも必要だし、逆境から学ぶものだ。最大で最強の記憶はクルマに乗っている時のものだ。僕たちはそういう風に訓練されている。限界で走ることが僕の仕事だったし、僕が楽しんでいたことだ。個人として、このレベルで経験できる最高の思い出だ」関連:F1ブラジルGP 結果:セバスチャン・ベッテルが前人未到の9連勝
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