ビザ・キャッシュアップRBの車両パフォーマンスディレクターを務めるクラウディオ・バレストリが、2024年F1オーストリアGPの決勝レースを振り返った。チームは11番手スタートのダニエル・リカルドと14番手スタートの角田裕毅にミディム-ハード-ハードのストップ戦略を採用したが、両ドライバーで戦略を分け、リカルドは10周目、角田は21周目と第1スティントで1回目のピットインを実施。
37周目に2回目のピットストップを実施したリカルドの戦略は当たって9位でフィニッシュ、44周目に2回目のピットストップをした角田裕毅の戦略は外れて14位でフィニッシュ。「他の大半のマシンと同様に、我々はミディアムタイヤでレースをスタートすることにした」とクラウディオ・バレストリはコメント。「2周目終了時点でダニエルは12位、ユウキは13位だった。この段階で、我々は2つの戦略を分けることにした。ダニエルをピットインさせ、裕毅は第1スティントに続けさせた」「この作戦はダニエルに非常にうまくいき、アルピーヌ2台に対してポジションを上げることができたが、ハース勢はレースの最後までダニエルの前にいることができた。最後の数周でダニエルはマグヌッセンにプレッシャーをかけようとしたが、彼を追い抜くことはできず、ダニエルは9位でフィニッシュし、非常に重要な2ポイントを獲得した」「一方、裕毅のレースは異なり、より困難なものとなった。最初のスティントではミディアムタイヤでロングランを行い、同じような戦略で前を走るマシンと似たようなペースだったが、最後のスティントを短く走ったため、そのアドバンテージを最大限に生かすことができず、15位でフィニッシュした」「複雑な気持ちだが、まだ前向きだ。そして、来週のシルバーストーンでのレースに気持ちを切り替えている。そこでさらに上を目指しながら、より多くの重要なポイントを獲得したい」
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