キミ・ライコネンは、アルファロメオ C38の初期の兆候は“かなりポジティブ”だと語り、まだクルマのポテンシャルについて本格的にプッシュしていないと明かした。2007年のF1ワールドチャンピオンであるキミ・ライコネンは、昨年限りで長年在籍したフェラーリのF1シートを喪失。今年はアルファロメオ・レーシングにチーム名を変更した2001年にF1デビューを果たしてチーム(旧ザウバー)に移籍した。
アルファロメオ・レーシングは、先週のF1バルセロナテストでタイトル候補のメルセデスとフェラーリに次ぐ3番目に多い周回数を走り、キミ・ライコネンは総合4番手タイムを記録している。「かなりポジティブだと言っていいだろう」とキミ・ライコネンはアルファロメオ C38についてコメント。「僕たちはかなりの周回数を走り込んだけど、まだ学ぶべきことはたくさんある。それに、実際に僕たちはまったくセットアップ作業はしなかった。そこは来週やっていく」「僕たちはまったく予選ラップをしていないし、異なったタイヤで走っただけだ。でも、全体的にバランスのとれたクルマだと思うし、グリップもかなりいい。プッシュしていけば、僕たちがどのあたりにいるかわかるだろう」アルファロメオ・レーシングは好スタートを切ったものの、勝利を争えるかどうかは別の話だ。移籍してレースに向けた考え方や目標は変化したかと質問されたキミ・ライコネンは「ベストを尽くすことしかできけど、チームは良いクルマを作ったと思う。良い出発点だと思っている」とコメント。「まだ取り組まなければならないことはたくさんあるし、ビッグチームよりも多くの仕事をしなければならないのは確かだ。でも、ここまでのところはいい感じだ」
全文を読む