フェラーリのキミ・ライコネンは、悪天候となったF1バルセロナテスト3日目に走行することなくセッションを終了。一面が雪景色となった光景に“フィンランドなのかスペインなのかわからない”と述べた。ヨーロッパには大寒波が押し寄せており、カタロニア・サーキットの位置するスペイン・バルセロナも28日(水)には朝から雪が降り、サーキット周辺には雪が積もった。
フィンランド出身のキミ・ライコネンは「今日はスペインというよりもフィンランドにいるような気分だった」とコメント。「みんなも僕の国にはF1がないことを知っているよね」と語り、Instagramにセルフィーをアップした。テスト3日目を迎えたカタロニア・サーキットには雪が舞い、メディカルヘリコプターが飛ぶことができなかったためセッション開始は3時間の遅れ。その後も雪は激しい雨に変わったため、走行するマシンはほとんどいなかった。フェラーリとキミ・ライコネンは、走行を行わないことを決断。「このような低い気温では、ウェットタイヤでもきとんと機能しない。さらに走行を行ってもクルマのパフォーマンスに関する価値あるデータはまったく生み出さないので出て行くことに意味はなかった」とフェラーリは声明で述べた。これでキミ・ライコネンの第1回目のバルセロナ合同テストのスケジュールは終了。ライコネンは初日に80周を走行しただけとなった。最終日となる明日はセバスチャン・ベッテルが走行を行う。来週の第2回バルセロナ合同テストでは、セバスチャン・ベッテルが初日と3日目、キミ・ライコネンが2日目と最終日に走行を担当する。関連:F1バルセロナテスト3日目:悪天候のなか決行もタイム計測はアロンソのみ