キミ・ライコネンが、F1オーストリアGPの予選で18番手に沈んでしまったのは、コミュニケーションミスが原因だった。路面が完全に乾ききらずにゆっくりと改善していったQ1で、キミ・ライコネンは早々に姿を消してしまった。キミ・ライコネンは、セッション終盤に3周のタイムドアタックに出たが、コンディションの改善が見込まれる際にしばしば行われるように、クイックラップを挟んで1周バックオフできると考えていた。
しかし、それでは最後にフライングラップをする時間が足りず、1分12秒867というタイムではQ2に進むためにコンマ3秒届かなかった。 キミ・ライコネンは、間にクールダウンラップを挟むと3回アタックする時間がないというプランの変更を知らされていなかったと訴える。 「3回アタックすると言われていたけど、彼らは途中で出るのが遅すぎたことに気づいた。3回は無理だとわかっていたのに、僕には知らされなかった。僕は普段通りに走っていたし、それが大きな違いを生んだ」とキミ・ライコネンは説明。 「間違っていたんだ。僕は出て行ったときに言われた通りのことをしていたけど、それが不可能だという情報は得られず、1周丸ごとチャンスを失ってしまった」「普段通りだと思っていたし、急に予定が変わったなんて聞いていなかった。出て行くタイミングが遅すぎた。1周足りなくて、大きな犠牲を払うことになった」日曜日に良いリザルトを残す唯一の希望は、1周目にトラブルに巻き込まれず、フェラーリのペースを生かすことだとキミ・ライコネンは語る。 「もちろん理想的ではない。僕たちはもっとずっと上にいたはずだし、上位を争えたと思ってる。ベストを尽くそうとしたけど、理想のスタート位置ではない」「確かに長いストレートはあるけど、集団の中にいたらトリッキーなコーナーもある。最初の数コーナーでは何かが起きこる可能性がとても高い。1周目のゴタゴタに近づかないようにすれば、スピードはあるはずだ。でも、レースでは何があるかわからない。どこまでやれるかわからないけど、ベストは尽くすつもりだ」
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