2023年F1第18戦カタールGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。ポールポジションを獲得したのがマックス・フェルスタッペン。2回目のアタックでコースアウトしてラップを断念したフェルスタッペンだったが、1回目のアタックで1分23秒778と唯一の1分23秒台のタイムを叩き出し、2番手に0.441秒差をつける圧巻のラップで今季11回目、通算31回目となるポールポジションを獲得した。
マクラーレンの2台がトラックリミット違反ペナルティによって降格した結果、2番グリッドはジョージ・ラッセル、3番グリッドはルイス・ハミルトンとメルセデスの2台が続くことになった。1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「ポールポジションを獲得することができてとてもうれしい。ターマックはかなり滑りやすかったので、周回を重ねていく必要があったけど、良いウィンドウにいたと思うし、走行するたびに非常にうまく改善していた。FP1から予選に向けての判断も正しかったと思う。明日はセッション時間や気温が異なるので興味深いものになるだろうけど、自分たちに何ができるか見てよう。でも全体としては、今日のマシンのパフォーマンスには僕たち全員が満足できると思う」2番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「今日のP2にはとても満足している。FP1は本当に難しかった。グリップは低かったし、風も強かった。トラックは砂埃がひどかった。予選に出たときには路面温度も下がっていたし、風も落ち着いていた。ラップタイムは大幅に向上していた。クルマのフィーリングはセッションを通して良かったし、順位にも満足している。ルイスが3番手で僕の後ろにいるのは素晴らしいことだ。僕たちは戦略的に協力し合うことができる。特にマクラーレンとフェラーリが後ろにいるので、日曜日に良い結果を残すことを目標にしている。このままトラックの進化が続けば、グランプリはまったく違ったものになるだろう。現場で学ばなければならないけど、F1スプリントはタイヤの摩耗やベストな戦略について良い指標を教えてくれるだろう。明日が楽しみだ」3番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「予選はいつも難しいものだけど、今日は僕にとっては平均的なセッションだった。風がかなり強かったし、序盤は難しかった。危うくQ1を通過できないところだったけれど、幸運にも何とか乗り切ることができた。Q2では上位に食い込むことができたし、励みになった。今日のペースには少し驚いている。いい驚きだし、チームにとってもポジティブだ。フロント2列目というのは明らかにいい結果だ。フェラーリの2台よりも前にいることが重要で、それが本当に鍵になる。ジョージも今日は素晴らしい仕事をした。日曜日にはできるだけ多くのポイントを獲得できるよう、全力を尽くすつもりだ」4番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「ここ数週間は競争力がなかったが、日曜日のレースのために予選4位を獲得できたことはとてもうれしい。滑りやすいトラックと風の強いコンディションをうまくコントロールするのはとても難しかった。クルマはFP1で速く感じたし、予選の後半でもフィーリングは良かった。まだ最初のステップに過ぎないし、明日はスプリントがある。両日ともポイントが獲得できるので、何ができるか見てみよう」5番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「Q3での最初の走行は、第1セクターのコーナーで膨らんでしまい、中断せざるを得なかった。だから競争力のあるタイムを出すには1周しか残されていなかった。 今日はタイヤを機能させるのが大変だった。最初のフライングラップではリアタイヤが期待通りに機能せず、プッシュを続けて初めて状況が改善された。それは予選では理想的ではない。 明日は、今日足りなかったペースを取り戻すために全力を尽くしたい」6番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「最後にラップタイムが削除されたのは少し残念だ。日曜日の仕事は少し難しくなるけど、クルマのペースはまずまずだった。二人ともラップでマークを少し超えてしまったのは残念だ。明日もう一度挑戦して、もう少し良い結果を残したい」7番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「Q3に戻れてとてもうれしい。スタート直後からクルマのフィーリングが良くて、すぐに限界までプッシュできるという感覚があった。Q2でも力強いラップができたし、Q3でも同じだった。最終的には、日曜日に向けて堅実なグリッドを確保することができた。チーム全体としては好調な金曜日だったし、この2日間でポイントにつなげられるといいね。フィールドはタイトで、僕が思っていたよりもずっとタイトだったので、前を走るマシンを何台か攻撃するために何ができるかを考えていく。明日はスプリントだけど、ここカタールでは最初からしっかりした1日を過ごすことが目標だ」8番手:エステバン・オコン(アルピーヌ)「カタールに戻ってドライブできてうれしいし、2台とも予選でQ3に進出できて、チームにとってもいい1日だった。今日は忙しいフリープラクティスから始まったけど、マシンのバランスを良い状態で予選に臨むために変更をうまく最適化できたと思う。このような厳しいコンディションの中、チームは素早く状況を好転させるためにとても良い仕事をしてくれたし、今日は全員がうまくセッションを管理できた。日曜日の決勝に向けては良いスタートポジションにつけているけど、これからは貴重なポイントを獲得できるスプリント・シュートアウトとスプリント・レースに集中する」9番手:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)「久しぶりにQ3に復帰できてうれしいし、今日はクルマに自信が持てた。この結果はチーム全体にとって、ここ数週間の仕事に対する良い報酬だ。トップ10に入れたことはポジティブなサプライズだけど、プラクティスの段階から、僕たちが意図していたように、いかに走り込んで、適切な判断を下せたかを示している。もちろん、明日はシュートアウトとスプリントが行われる新しい独立した日だ。でも、我々は間違いなく正しい方法でスタートを切ったし、最も重要なことは、日曜日のグリッドでトップ10に並び、ポイント争いに加わるということだ」10番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「残念な一日だった。修正とオーバーステアでコースアウトしてしまい、ラップタイムが抹消されてしまった。今日はもっと上位にいるべきだった。マシンのペースは素晴らしく、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。僕はミスが多すぎた。その代償を払うことになった。...