ポルシェは、レッドブルF1とのパートナーシップ契約についての交渉が決裂したことでF1参戦計画を取り下げる可能性もある。ポルシェのF1参戦は当初からレッドブルF1とのパートナーシップだとされており、最初の詳細が明らかになった7月末にペースが上がった。リークされた文章によると、ポルシェはレッドブル・レーシングの株式50%し、現在の所有者であるレッドブルと対等なパートナーになるというものだった。
この取引は、両チームにとってウィンウィンのように見え、契約は時間の問題とされていたが、それ以来、それぞれの思惑が浮き彫りとなり、潜在的なリンクアップは破綻したようだ。クリスチャン・ホーナーは金曜日に、ポルシェとの契約は「レッドブルの条件」に基づいてのみ合意されると述べていたが、それらの条件は満たされていないようだ。F1-insider.com は、レッドブルとポルシェとの間で多くの要素について意見が一致しなかったため、この取引は現在「終了」していると報告している。「株数とそれに付随する力、そして、価格に関するものでした」とF1-insider.com は報告している。「ポルシェは自身のセルフイメージに沿って決定権を握りたかったが、レッドブルは意思決定権を手放したくはなかった」「さらに、1年以上前に交渉が始まって以来、チームの価値は上昇していたと レッドブルの関係者は述べている」レッドブルとポルシェは、アウディが2026年にF1に参入すると発表したことに激怒し、両社間の契約が現実よりもはるかに近づいているように見えることを懸念していた。.「計画は、シャシー工場であるレッドブル・テクノロジーの50%以上を取得し、2026年からポルシェのパワーユニットを製造するレッドブル・パワートレインズと協力することだった」とレポートは付け加えた。「競争当局はすでにゴーサインを出しており、ポルシェは『F1nally』という商標を登録していた」「しかし、1 週間前のスパで、アウディのボスであるマルクス・ドゥスマンは、インゴルシュタット出身 4つのリングとポルシェのフF1エントリーを発表するという彼の強引で生意気なラッシュによって、親会社であるフォルクスワーゲンとポルシェに混乱と驚きと怒りを同時に引き起こした」「結局のところ、シュトゥットガルトに本拠を置く高級車メーカーは、レッドブルとの合意に至らなかった」F1-Insider はまた「ポルシェは我々の株主にはならないだろう」とのレッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコの言葉を引用した。状況を振り返ると、ポルシェのF1参戦は、エンジン製造の実態のないレッドブル・レーシングおよびレッドブル・パワートレインズの乗っ取りに近いものであり、交渉が破綻した今、F1参戦のための手札は何も残っていないように思える。逆にレッドブル側は、ポルシェにシャシーとパワーユニットの開発費を提供させて、これまでと同じようにチームを運用しようとしていたようだ。多くの海外メディアは、過去にポルシェのLMP1チームのチームプリンパルを務めていたアンドレアス・ザイドルがいるというだけで、ポルシェとマクラーレンが組む可能性があると伝えているが、その関係だけで交渉が成立することはないだろう。マクラーレンは、メルセデスのF1エンジンに満足しており、ポルシェにはマクラーレンに供給するためのパワーユニットを製造する計画は現時点ではない。
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