2019年のF1世界選手権 第15戦 シンガポールGPの各ドライバーのタイヤ選択をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。ピレリは、2019年のF1世界選手権から新しいタイヤ命名システムを導入。ドライコンパウンドは7種類から5種類への削減され、最も硬いものをC1(コンパウンド1)、最も柔らかいものをC5(コンパウンド5)と名付け、各レースでハード(ホワイト)、ミディアム(イエロー)、ソフト(レッド)として配分する。
ストリートサーキットとなるマリーナベイでは、C3(ハード/ホワイト)、C4(ミディアム/イエロー)、C5(ソフト/レッド)という最も柔らかいコンパウンドが選択された。レースではC3とC4のいずれか1セットを使用されなければならない。また、C5は予選Q3で使用しなければならない。残りの10セットはチームが自由に選択できる。3強チームの選択は分かれ、レッドブル・ホンダがソフトタイヤを10セットと最多数を持ち込み、ハードを2セット、ミディアムを1セットという選択となった。メルセデスはソフト×8、ミディアム×3、ハード×2。フェラーリはソフト×9、ミディアム×3、ハード×1という選択となっている。ルノー、レーシングポイントもソフトを10セット選択。逆にウィリアムズはソフトを7セットと最も少ない。トロロッソ・ホンダはソフト×9、ミディアム×2、ハード×2と、他にも6名が採用する最もスタンダードな選択となっている。