ピレリは、2018年F1タイヤのカタロニア・サーキットでの冬季テストにおける各コンパウンド間のタイム差を明らかにした。冬季テストの舞台となっているカタロニア・サーキットは、ハイダウンフォーストラックであり、タイヤ負荷が大きいサーキット。摩耗とデグラデーションが激しいため、例年最も硬いコンパウンド(ハード、ミディアム、ソフト)が選択されている。
アスファルトも粗く、パンプが多い特性があったが、今年、MotoGPからの要請を受けて路面を再舗装。非常にスムーズな路面になっている。また、ピレリは今シーズにむけて各タイヤコンパウンドを1段階柔らかくしており、最も柔らかいハイパーソフトと最も硬いスーパーハードを追加して全7種類のコンパウンドを用意。ハイパーソフトは主にグリップの低いストリートサーキット、スーパーハードは保険として用意されている。2018年のF1バルセロナ合同テストでは、主にハイパーソフト●、ウルトラソフト●、スーパーソフト●、ソフト●、ミディアム○の5種類が使用されている。冬季テストにおける各コンパウンド間のタイム差は以下ミディアム○ ⇔ ソフト● : ~0.8秒ソフト● ⇔ スーパーソフト● : ~0.4秒スーパーソフト● ⇔ ウルトラソフト● : ~0.6秒ウルトラソフト● ⇔ ハイパーソフト● : ~0.7-0.8秒実際には様々な変数が入ってくるが、単純に最も硬いミディアムと最も柔らかいハイパーソフト間の差を合計すると2.5-2.6秒差ということになる。テスト3日目にはハイパーソフトを装着したセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が1分17秒182を記録。スーパーソフトを装着したケビン・マグヌッセン(ハース)が1分18秒360、ミディアムソフトを装着したルイス・ハミルトン(メルセデス)が1分19秒296を記録している。
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