ピレリは、第4戦F1スペインGPから第8戦F1オーストリアGPまでのタイヤコンパウンドを発表。4戦のうち3戦で、最も軟らかいソフトとスーパーソフトタイヤを投入する。F1スペインGPでは、サーキットの高速コーナーでの高負荷に対応するため、最も硬いレンジのタイヤであるハードとミディアムタイヤを投入。
しかし、続くF1モナコGP、F1カナダGPとF1オーストリアGPでは最も軟らかいレンジのコンパウンドが選ばれた。モナコはカレンダーで最も低速なサーキットであり、非常にツイスティで、路面はスムーズだ。タイヤのメカニカルグリップに頼るところが非常に大きい。ウォームアップの早いスーパーソフトに最適な場所で、ソフトとのコンビネーションで今年の最初のレースとなる。カナダもメカニカルグリップに依存するサーキットでしばしば低温でのレースとなる。トラクションと制動がラップの主な特徴であり、ここでもまたソフトとスーパーソフトが理想の選択とおなる。オーストリアにはいくつかシャープなコーナーがあり、平均スピードがやや遅い。また予測できない気候と相まって、ソフトとスーパーソフトがコース特性に適している。