ピレリ 「タイヤを見直すにはまだ時期尚早」

レッドブルとメルセデスは、F1マレーシアGPでのチームオーダーの鍵となる要因として、脆いタイヤをセーブする必要性を挙げていた。それは、ピレリのデグラデーションの高いタイヤが、レースを改善するよりもむしろ窮屈にしているとの提言に導いた。ピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、チームの意見が状況を歪ませていると考えているが、レースのフィナーレが控え目なものになるようであれば、ラバーを見直すことにはオープンだと述べた。「我々は満足しなければならないと思う」とポール・ヘンベリーはコメント。「2つの主要チームがドライバー間に問題を抱えていたのは明らかだし、それが面白いフィナーレを減じたかもしれない」「ホイール・トゥ・ホイールの要素に関しては、4レース後に見直さなければならないことだ。まだ時期尚早だ」ポール・ヘンベリーは、まだパドックの大部分は満足しており、レッドブルの批判は例外だと考えている。「パドック全体がそのように言っているのであれば、状況は少し異なる。何かしなければならないし、変更を施さなければならない」「だが、それが特異なことなのであれば、彼らの懸念がなぜ出てきているのかを理解しなければならない。彼らは表面上で言っているのではなく、もっと深いことだし、それを解けるものだ」「我々は、それが何だったか、何であるかをわかっていると思っているが、1つのチームのために他の方向へ進めば、パドック全体が騒動になるだろう」