ネルソン・ピケJr.は、2010年のF1復帰は諦め、NASCARに転向することを発表した。昨年ルノーのシートを失ったネルソン・ピケJr.は、F1界にクラッシュゲート騒動を巻き起こしたあと、フォース・インディアなどのシート候補にあげられてが、その後NASCARトラックのテストに参加していた。「ここ数カ月、今年のために慎重に自分の選択肢を評価してきた。方針を決定しなければならなかったし、難しい決断だった」とネルソン・ピケJr.は自身の公式サイトにコメント。
「F1で成功することがずっと僕の目標だったけど、野心と同じくらい幸福が重要だということ学んだ。F1での最初の18カ月は予定通りには行かなかったし、違ったことに焦点を置き、アメリカへの道を選ぶことに決定した」「NASCARは非常にチャレンジングだし、部外者として入って勝ち続けている人は誰もいない。究極のチャレンジになるだろう。すぐに計画についてのより多くの詳細を伝えられると思う」「僕にとって素晴らしい新たな挑戦になるだろう。僕はずっと新しい挑戦にオープンだったし、全力を尽くすつもりだ。僕のキャリアを助けたいと心から思ってくれる素晴らしい人達のグループに出会い、僕のために彼らがいてくれることに感謝している。ポジティブな環境だし、良い人生経験になると思う。今年は素晴らしい一年になると確信しているし、将来の展望に非常に興奮している」「ヨーロッパ、そしてそこにいる全ての友人と離れることは寂しくなるだろうけど、そこでの成功はずっと誇りにしていくつもりだ。この場を借りて、これまでヨーロッパの僕のキャリアを支えてくれたみんな、特にGP2チームとルノーのみんなに感謝したい。みんなに会えないのは本当に寂しいよ!」「まだ僕には野心があるし、この先もヨーロッパでいくつかレースをすると確信している。そのひとつは、ル・マン24時間に勝つことだ」