アルファタウリ・ホンダF1のドライバーであるピエール・ガスリーは、新型コロナウイルスによるロックダウン期間を利用して食生活から身体を改善している。多くの人々にとってロックダウン期間は快適な食べ物に手を伸ばす誘惑に駆られるもの。しかし、ドバイでパーソナルトレーナーであるピリ・サルメラとともに自主隔離生活を起こっているピエール・ガスリーは、“ここまで厳格だったことはない”という食事療法を行っていると語る。
「このロックダウン期間に僕と過ごしているピリとの合宿を試みている。僕たちは一生懸命トレーニングしている」とピエール・ガスリーはアルファタウリ・ホンダF1のYouTubeチャンネルで語った。「それは食事療法に関しても同じだ。今までこれほどまで厳格だったことはない。そして、僕たちはさらに健康状態を改善しようとしている」「僕たちはたくさんの野菜を食べている。炭水化物を断っている。砂糖も同じだ。ほとんどまったく砂糖はとっていない。タンパク質を増やしようとしている。僕はタンパク質がちょっと低かった。日中は軽食だけにして、夕方は食べ過ぎないようにいて、たくさんのサラダを食べている」「ピリは素晴らしいシェフで、素晴らしい料理を作ってくる。僕も時々手伝っている」ピエール・ガスリーは、オーストラリアとバーレーングランプリの間にドバイに滞在する予定だったが、ロックダウンが始まったとき、両親が住んでいるイタリアやフランスに帰るのではなく、そこに留まることを選んだ。「僕が住んでいるイタリアに帰るために状況を見てみたけど、すでに空港は閉鎖されていたため、それは不可能だった」とピエール・ガスリーは語る。「家族がいるフランスに帰ることもできなかった。リスクを冒してまで家族に会いたくなかった。両親は60歳を超えているし、『ここにいた方がいい』と思ったんだ」ドバイは太陽の光を求める人々とっては休暇の目的地かもしれないが、ピエール・ガスリーにはプールでくつろいで過ごす時間はない。「現在、僕たちは6日間続けてトレーニングを行い、その後、1日間休暇を取っている」とピエール・ガスリーは語る。「僕たちは有酸素運動とウエイトトレーニングを分割して行っている。僕は他のスポーツのように150キロを持ち上げる必要はない」「F1では、有酸素運動の観点から本当にフィットする必要がある。そのため、僕たちは多くのランニングやサイクリングを非常に長い時間、また現時点では多くのインターバルで行っている」だが、決して遊びの時間を設けていないわけではない。ピエール・ガスリーは『オザークへようこそ』といったドラマシリーズを視聴し、プレステで『コール オブ デューティ』や『FIFA 20』をプレイしていると付け加えた。だが、ドバイにはシムレース環境がないため、バーチャルGPには参加できないでいる。