トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1イギリスGP決勝を10位でフィニッシュしたが、セルジオ・ペレスとの接触に5秒タイム加算ペナルティを科せられ、ポイント圏外に降格。1ポイントは幻となった。ピエール・ガスリーは、残り2周でセルジオ・ペレスをオーバーテイクして10番手に浮上。追いかけてくるセルジオ・ペレスを振り切ってチェッカーフラッグを受けていたが、ペレスを追い抜く際に接触があり、レース後の審議対象となっていた。
スチュワードは、レース後にピエール・ガスリーとセルジオ・ペレスを含めた関係者に事情聴取を行い、ガスリーに5秒のタイム加算ペナルティを科すことを決定した。これにより、0.579秒差で11位でフィニッシュしていたセルジオ・ペレスが10位に繰り上がり、レースタイムに5秒を加算されたピエール・ガスリーはストフェル・バンドーン(マクラーレン)とランス・ストロール(ウィリアムズ)に次ぐ13位に降格した。スチュワードは声明の中で「スチュワードは映像証拠を見直し、カーナンバー10のドライバー(ピエール・ガスリー)とカーナンバー11のドライバー(セルジオ・ペレス)、チームの代表者らからヒアリングを実施した」と述べた。「スチュワードはガスリーの動きは基本的に妥当だと考えており、うまく競いながら追い抜こうとしていた。ペレスはその間、十分なスペースを残していた。しかし、ガスリーはターン16のエイペックスにあるソーセージカーブに触れており、それがペレスとの接触を引き起こした」「その結果、ペレスはターン17の手前で左に向かってコース外に押し出され、ターン17およびターン18を通しての競争において深刻な妥協を強いられることとなった。結果、ガスリーはペレスを追い抜くことができた。接触は軽かったものの、追い抜きに直接繋がっていることから、スチュワードは全責任あるいは大部分の責任がガスリーにあると判断した」また、ピエール・ガスリーは2点のペナルティポイントを科せられ、12カ月有効なペナルティポイントの合計が4点になった。ピエール・ガスリーは処分を受けて自身の公式Twitterで「5秒ペナルティ、最悪だ・・・」だとつぶやいた。「毎週末、接触があってもお咎めなしだったし、それもレースの一部でだからこそエキサイティングなんだけどね!」「接戦だったし、楽しかった。こんな馬鹿げたペナルティなんてやめて、僕たちにレースさせてほしいね! これからも頑張るよ」【動画】 ピエール・ガスリーとセルジオ・ペレスの接触OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "FtdWtwZjE6qSy-ypRRI5FS2TpqqS9_xI");});関連:F1イギリスGP 結果:セバスチャン・ベッテルが今季4勝目!!