元F1ドライバーでF1モナコGPのウィナーであるジャン・ピエール・ベルトワーズが脳卒中を患った後に77歳で亡くなった。フランス出身のジャン・ピエール・ベルトワーズは、2輪レーサーとして成功を収めた26歳のときに4輪レースに転向。一年後の1964年にスポーツカーレースでのクラッシュで手足を16箇所骨折し、以降は左腕の動きが制限されてしまう。
それでも、1965年にF3でタイトルを獲得。F2参戦を経て、1966年のF1モナコGPに参戦。翌年1967年にマトラから正式にF1デビューを果たした。1972年にはBRMへ移籍し、大雨のコンディションになったF1モナコGPでキャリア唯一の優勝を成し遂げた。1974年末でF1での活動を終えたジャン・ピエール・ベルトワーズは、その後スポーツカーやツーリングカー、ラリークロスなどの競技に参戦した。ジャン・ピエール・ベルトワーズは、ダカールにある別荘で息を引き取った。