F1イギリスGPでのペナルティに関する、オスカー・ピアストリのスピードとブレーキングの詳細が明らかになった。マクラーレンのピアストリは、シルバーストンで首位を走行中に、セーフティカー導入中のブレーキングが問題視され、10秒のタイムペナルティを科された。
最終的に彼は、チームメイトのランド・ノリスに次ぐ2位でフィニッシュし、ドライバーズランキングのリードは縮まる結果となった。ピアストリのペナルティを裏付けたFIAのレポートによると、問題の場面で彼は59.2psiのブレーキ圧をかけていたという。速度は218km/hから52km/hまで減速しており、その影響でマックス・フェルスタッペンは回避を余儀なくされた。一方で、カナダGPで同様のケースとなったジョージ・ラッセルのブレーキ圧は30psiにとどまり、レッドブルが抗議したにもかかわらず、ラッセルにはペナルティが科されなかった。ピアストリのシルバーストンでのペナルティに対する専門家の見解スカイスポーツのアンソニー・デビッドソンは、フェルスタッペンのオンボード映像を確認した上で、スチュワードの判断を支持した。「かなりゆっくりなんだ。セーフティカーが一瞬見えなくなるんだよ。フェルスタッペンは『リアタイヤに熱を入れよう』と思ったんだと思う。そこへ突然、マクラーレンが迫ってきた。マックスは本当に驚いていた。セーフティカーがどれだけ前にいたかを見ればわかる。その時点では、僕もスチュワードの判断に同意していた。荒っぽい運転だと思った」クールダウンルームでは、ピアストリが不満を見せながら「レース中ずっとセーフティカーの後ろで同じようにブレーキをかけていた」と主張した。しかし、リプレイを確認するとその主張には疑問が生じた。デビッドソンはこう説明した。「参考として20周目を見てみよう。確かに少し減速してはいるけど、僕の見解ではマックスを驚かせた場面ほどではないと思う。僕はスチュワードに賛成だ」ジェンソン・バトンもFIAスチュワードの判断を支持する姿勢を示した。ピアストリは依然としてドライバーズランキングの首位に立っているが、その差はノリスに対してわずか8ポイントとなった。
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