オリバー・ベアマンは、サウジアラビアGPでのF1デビュー戦を終えて、自分がフルタイムのF1シートを獲得する準備ができていることを証明するために「さらに多くのこと」ができるかどうか確信が持てないと語る。虫垂炎で欠場となったカルロス・サインツの代役を務めたベアマンは、予選ではわずか0.036秒差でQ3進出を逃して11番手となり、決勝ではランド・ノリスとルイス・ハミルトンを抑えて7位でフィニッシュした。
F1デビュー戦でポイントを獲得したドライバーとしては、2015年オーストラリアGPでフェリペ・ナッセが5位に入って以来最高位となり、マックス・フェルスタッペン、ランス・ストロールに次ぐ史上3番目の若いドライバーとなった。ベアマンは2024年もハースで6回のFP1に出場することが決まっており、ジェッダでのパフォーマンスを披露する前は2025年のレースシート獲得の可能性も取りざたされていた。F1にフル参戦すると思うかと質問されたベアマンは「他に何ができるか分からない。今年の残りはF1にいることはできないと思う。だから、僕の目標は今週末に素晴らしいショーをすることだったし、それなりの仕事ができたと思う」と説明した。「僕にできることはそれだけだし、プッシュを続けて幸運を祈っているだけだ」「今年はハースでFP1をたくさん走るので、彼らとの関係を築き、マシンでもっと走行距離を伸ばしたいと思っている」「うまくいけばドアが開くかもしれない。そうなれば素晴らしいだろうね」次戦オーストラリアGPでサインツの代役を務めることになるかと尋ねられたベアマンは、スペイン人ドライバーが再びシートを取り戻すだろうと考えている。「カルロスは本当によく回復しているようだし、彼のためにも嬉しく思っている」とベアマンは説明した。「結局のところ、彼のクルマであり、彼のチャンピオンシップだ。彼なら大丈夫だろう」