ニック・デ・フリースは、スクーデリア・アルファタウリが、昨年の困難なシーズンに続き、2023年もミッドフィールドへのへの進出を目指す「戦い」に直面する可能性があると考えている。スクーデリア・アルファタウリは、バーレーンでの3日間のプレシーズンテストで他のどのチームよりも多くの周回数を走破し、まずまずの成果を上げたと言える。
この点で、デ・フリースは、フルタイムでのF1デビューシーズンを前にバーレーンで走行距離を稼げたことには満足しているようだ。「最終日の午前中は、主にロングランを多く行い、レースへの準備に集中した」とデ・フリースはViaplayに語った。「もちろん、レース中よりも気温が高かったので、走行中のコンディションは全く関係ないけど、それでも走ることが重要だった」「だから、このテストにはとても満足している。多くのことを学び、完了させることができた」だが、2023年F1マシン『AT04』とその前年モデルの比較に関して、デ・フリースの発言はあまりポジティブには聞こえない。「マシンのフィーリングは昨年とあまり変わっていない」とニック・デ・フリースはコメントした。「一般的に、ほとんどのチームは何らかの進化を遂げている。主にパフォーマンス向上をもたらす小さなものを探している」オーバーステアやアンダーステアなど、AT04のマシン特性について質問されたデ・フリースは「このクルマにはすべてが備わっていて、とてもオープンだ」と語った。「このコース特有のもので、ターマックではタイヤに大きな負担がかかる。グリップが低いと、クルマの弱点が浮き彫りになる」アルファタウリは、2022年に困難なシーズンに直面し、チームはコンストラクターズ選手権9位で年を終えた。ニック・デ・フリースは、2023年もアルファタウリにとって挑戦的な年になる可能性があると示唆した。「この3日間を終えて、僕たちがどの位置にいるのかを推し量るのは難しいけど、ミッドフィールドの真ん中に入るために少し戦わなければならないと思う」とデ・フリースは語った。「当然だけど、本気で戦うつもりだ」