ニック・デ・フリースは、アルファタウリF1のプライベートテストに参加し、旧型マシンで2023年シーズンにむけた実戦トレーニングを行った。F2とフォーミュラEのチャンピオンであり、メルセデスF1のリザーブドライバーとして、テストや複数回のFP1に参加してきたニック・デ・フリースだったが、フルタイムのF1シート候補として本格的に検討されることはなかった。
しかし、F1イタリアGPで状況は一変。虫垂炎を患ったアレクサンダー・アルボンの代役としてウィリアムズF1から出場すると、ほぼぶっつけ本番にも関わらず、9位入賞。スクーデリア・アルファタウリでピエール・ガスリーの後任を探していたレッドブルを納得させた。スクーデリア・アルファタウリは、1月24日(火)にイタリアのイモラ・サーキットで旧型マシンを使用したプライベートテストを開始し、初日は角田裕毅が走行。翌25日(水)にはニック・デ・フリースが自身のカーナンバー21の入った2021年F1マシン『AT02』のステアリングを握った。スクーデリア・アルファタウリは、デ・フリースがウエット路面をドライブする動画を投稿した。チームメイトの角田裕毅についてニック・デ・フリースは「記憶が正しければ、僕たちが初めて顔を合わせたのは2020年だった。レッドブル・リンクでレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリがマーケティングイベントを開催していて、同じ週末に僕もレッドブル・リンクでELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)に参戦していたけど、モナコGPの直前だったので裕毅と一緒にモナコへ移動することになった。これが裕毅との初対面でした」と振り返る。「僕たちは同じフライトに乗り、モナコでも一緒に過ごした。皆さんもご存知のように裕毅はすごく楽しい人柄だし、以来連絡を取り合っている」スクーデリア・アルファタウリは、2月11日に2023年F1マシン『AT04』の新しいリバリーをニューヨークでお披露目する。舞台裏ではすでにAT04のシャシーはFIAの義務的なクラッシュテストに合格しており、2月23日~2月25日のプレシーズンテストに向けて準備が進められている。 この投稿をInstagramで見る Scuderia AlphaTauri(@alphataurif1)がシェアした投稿
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