2018年 F1ロシアGPの決勝レースが9月30日(日)にソチ・オートドロームで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝。2位にもバルテリ・ボッタスが入り、メルセデスが1-2フィニッシュを果たした。会場となるソチ・オートドロームは、2014年冬季オリンピック会場に隣接しており、オリンピック村の周囲に公道とクーロズドコースが混在した高速サーキット。タイヤのデグラデーションの高さが戦略の鍵を握った。
気温23.4℃、路面温度24℃のドライコンディションで現地時間14時10分に63周のレースはスタート。オープニングラップでは上位勢を含めて激しいバトルが見られたが、比較的クリーンに終了。後方ではトロロッソ・ホンダの2台が単独スピン。ブレーキに問題を抱えた2台はわずか4周でレースをリタイアする。レースは、バルテリ・ボッタスを先頭としたメルセデスの2台をフェラーリのセバスチャン・ベッテルが追いかける展開。中盤に訪れたピットストップで一時はベッテルがハミルトンを抜いて2番手に浮上するも、すぐさまハミルトンが抜き返す。その際、ベッテルは2度にわたってラインを変えたことで審議対象となるがお咎めなしでレースは続いた。その後、メルセデスはブリスターに苦しんでベッテルに迫られたルイス・ハミルトンを前に出すようバルテリ・ボッタスに指示。だが、フェラーリとの勝負がついた後も順位を入れ替えることなくチェッカー。ルイス・ハミルトンが今季8勝目を挙げ、メルセデスが1-2フィニッシュを果たしたが、ハミルトンは「望んでいた勝ち方ではなかった」としてボッタスに同情している。3位表彰台にはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが入った。今回の結果でポイントリーダーのルイス・ハミルトンとの差は50ポイントに広がった。4位にはフェラーリのキミ・ライコネンが続いた。この日21歳の誕生日を迎えて19番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は5位、18番グリッドからスタートしたダニエル・リカルド(レッドブル)は6位。パワーユニット交換によるグリッド降格から見事な挽回をみせた。フェルスタッペンはドライバー・オブ・ザ・デーに選出されている。ベスト・オブ・ザ・レストとなる7位はザウバーのシャルル・ルクレール。ケビン・マグヌッセン(ハース)、エステバン・オコンとセルジオ・ペレス(フォースインディア)までがトップ10入りを果たした。2018年 F1ロシアGP 決勝レース 動画OO.ready(function() {window.pp = OO.Player.create("player", "JjZTBjZzE6r5OHd8my0YMDK1hlTwiJUA");});関連:F1ロシアGP 結果 | ルイス・ハミルトンが今季8勝目!メルセデスが1-2!
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