モビスター・ヤマハMotoGPのバレンティーノ・ロッシは、2日目のMotoGP公式テストでヤマハが新たに導入したフェアリングに手応えを掴んだと語る。初日に2018年型『YZR‐M1』をシェイクダウンし、6番手タイヤで終えたバレンティーノ・ロッシは「満足している。僕たちは11月に良い仕事をした。シーズン中の混乱を良く理解し、今日使用したシャーシはニューシャーシ、16年型をベースとした進化型だ」とコメント。
「このシャーシでの走行には良いフィーリングがある。ライディングはより自然だ。フロントを感じることができるし、プッシュするときにはスピードもある。他のエリアにも集中している。加速の改善に向けて、2つの異なるエンジンを試した。それほど悪くない。トップスピードはとても良い。電子制御、特にリアタイヤを温存するために仕事が必要だけど、第一印象はポジティブだ」とコメント。迎えた2日目にはチームメントのマーベリック・ビニャーレスに次ぐ2番手タイムを記録した。「今日はテストプログラムを完了することができたし、良い仕事ができた。2日目にも満足している。いくつか大きなことあ小さなことを試し、良いこともあれば、それほど良くないこともあった。例えば、エアロダイナミクスは気に入った。ペースとラップタイムを良くすることができ、セパンでのパーソナルベストだと思う。1分59秒3はいい感じだ。とても拮抗しているし、トップライダーたちは非常に強いので興味深い。上位に進出できて嬉しい」「フェアリングは、昨年型よりも僕を保護してくれる。僕は背が高いから、これが必要だ。ダクトはウイングではない。ウィリーが減少されることで、フロントの接地感が増す。僕たちはストレートで非常に速いようだ。良い1日だった」2日目のテストで、バレンティーノ・ロッシは22年前のデビューシーズンとなった1996年に使用した同じデザインのヘルメットを着用。「ビューティフなヘルメットだ。AGVが沢山の忘れられない勝利と思い出を蘇えらせてくれるヘルメットを再び準備してくれた。そのことを光栄に思う」と、感激した。