レプソル・ホンダのマルク・マルケスは1月23日、チームのタイトルスポンサー、スペイン・マドリード市内に位置するレプソル社の本社で開催されたチーム発表会に出席。12月4日にスペイン・バルセロナ市内の大学病院で手術を受けた左肩の回復具合と新たに迎え入れたチームメイト、ホルヘ・ロレンソとの関係、タイトル防衛となる19年シーズンに関して抱負を語った。
「当初考えていたよりも困難な怪我だった。困難な状態で困難な手術だったけど、週5日の厳しいリハビリに取り組んだ。これが重要だ。セルベラに留まったのは良かったけど、身体面より精神面の疲労を感じる。セパンは僕たちにとって難しいトラックだけど、回復具合を確認しよう。目標は開幕戦に向けて100%に持って行くことだ」とマルク・マルケスはコメント。「(ダートトラック中に右脚腓骨を骨折した)14年のプレシーズンも困難だった。当時は開幕まで時間があまりなかったけど、ベストシーズンの1つだった。今回は厳しい手術が要求されたから当時とは状況が異なるけど、重要なのは回復中にミスを犯さず、慌てずにステップ・バイ・ステップでリハビリを進めることだ」「僕たち2人は同じ目標に向かって闘うけど、2人がチームのために改良に向けて働く。ダニと一緒のときは、全てがナイスように思えたけど、良いとき、それほど良くないときがあった。シーズンを前進させるために働いているところで、良いとき、それほど良いときでないときがあるだろう。それは良い兆候で、ものごとはボックス内に留まる。僕たちはハイコンペティションの競技に参戦する。その中でチームにグッドなリザルトをもたらすために僕たちは助け合っていく」「ホンダにとって、僕たち2人を起用することは大きな問題ではない。ダニと僕のライディングスタイルは異なったけど、通常は同じような問題を抱えていたから、プロトタイプマシンを進化させる上で問題にはならないだろう」「2年契約の1年目が始まったばかりだから、ホンダで引退したいかと聞かれれば、当然、イエスと答えるけど、明日何が起こるか決して分からない。新たな刺激が必要になるかもしれないけど、僕の夢はレプソル・ホンダに所属することだったから、移籍する理由があるだろうか。ライダーとしては評価してくれることが重要となり、僕はホンダから評価された。僕は夢を見ている。これからも夢を見続けたい」「ホルヘをタイトル争いのライバルとしてリストアップしている。ドヴィツィオーゾ、ヤマハの2人、スズキ&リンス。勝つことが難しいのか、ライバルたちがどうなのか、状況を確認するために、シーズンの折り返しまで待たなければいけないだろう」レプソル・ホンダから7年目を迎えるマルク・マルケスは、2月6日からセパン・インターナショナル・サーキットで開催されるオフィシャルテストに向けて、出身地のセルベラに戻り、リハビリのプログラムを継続する。