ホンダは、2019年のダニ・ペドロサの後任として3度のMotoGPチャンピオンであるホルヘ・ロレンソとの契約を結んだと Autosport が報じた。HRC(ホンダ・レーシング)は5日(火)、ダニ・ペドロサとの“双方の合意”によって今シーズン限りでパートナーシップを解消することを発表。2019年のシートに空席ができた。
ホンダは、2019年にマルク・マルケスのチームメイトとしてホルヘ・ロレンソを起用することを熱望しており、すでに予備的な交渉が行われていることが明らかになっている。報道によると、ホンダとホルヘ・ロレンソとの契約は2年契約で年間400万ユーロ(約5億円)とされており、1週間前に合意に至っていたという。2010年、2012年、2015年にヤマハでMotoGPタイトルを獲得したホルヘ・ロレンソだが、昨年ドゥカティに移籍して以降は苦戦を強いられており、先週末のイタリアGPで24戦目にしてようやくドゥカティでの初勝利を挙げている。だが、勝利の直後、ホルヘ・ロレンソは「僕のドゥカティとのストーリーは終わった」とスペインのメディアに語っている。「悲しんでいる自分もいる。このバイクがワールドチャンピオンを争えたことはわかっているし、僕がここに来たのはそれが理由だ。もう遅すぎる。やるべきことは何もない」ホルヘ・ロレンソが現在の契約終了時にドゥカティを離れることが明らかになった際、スズキが獲得に乗り出すと報じられていたが、その後、スズキはジョアン・ミアにターゲットを変更したとされている。その結果、ホルヘ・ロレンソは、ペロトナスとモンスターが支援するとされるヤマハのサテライトで現在Estrella Galicia 0,0 Marc VDSで走るフランコ・モルビデリとコンビを組むと考えられてきた。今回、ホルヘ・ロレンソがレプソル・ホンダに加入した場合、代わりにダニ・ペドロサがヤマハのサテライトに加入するとも考えられている。ホンダ離脱の発表の後、ダニ・ペドロサは個別に声明を発表。MotoGPの次戦バルセロナで将来についてさらなる情報を明らかにするつもりだと語っている。ホンダは今年序盤にマルク・マルケスと新たに2年契約を結んだことを発表している。マルケスはMotoGPに参戦してからダニ・ペドロサとしかチームを組んでいない。オーストリアでF1カーをテストしているマルク・マルケスは、来季のチームメイトについての質問に「ホンダが議論していることだし、彼らは最高のチームメイイトを見つけようとしている」とコメント。「現時点では最新のニュースはない。でも、皆さんもご存じのとおり、彼らが多くのライダーと話をしているのはわかっている。以前には(ヨハン)ザルコや(アンドレア)ドヴィツィオーゾの名前が報じられていた」「彼らはまもなく何らかの発表をすると思う。でも、僕にはわからない。ホンダが答える必要があることだし、僕は何も言えない」関連:
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