ミシュランは、2011年のタイヤ決定のボールはF1チーム側にあると語り、同社はなんとしてでもF1の契約を勝ち取りたいと考えているわかではないと主張している。ミシュランのニック・ショロックは、イスタンブールを訪れ、日曜日にトルコでF1チームと90分にわたる会議を行った。報道では、ミシュランがより安価な提案、もしくは契約面の見直しを提案するとされていたんが、ニック・ショロックは、イスタンブールを訪れたのは同社のモティベーションを理解してもらうためのものであり、ミシュランの基本方針は変わらないと主張する。
「何かを変えるつもりはない」とニック・ショロックはコメント。「今朝の目的は、単に我々の提案の詳細をチームに完全に理解してもらうためのものだった」「当社は、将来の競争、そして本来のオープンな競争を尊重したいという価値の範囲のなかで常に進めている。それは我々の製品の技術能力と環境への敬意があることを証明できることである」2011年のF1タイヤについてはピレリに分があるとみられているが、ニック・ショロックは、会議によってミシュラン側に形勢が傾いたかどうかはわからないと語る。「チームが耳を傾けてくれたと確信している。彼らは質問をしてきたし、我々は彼らが抱いている疑問をできるだけはっきりさせようと試みた」「様子をみてみるつもりだ。彼らが望むのであれば、いつでも議論をするつもりだ」ピレリの提案は、金銭的な強みがあるとされているが、ニック・ショロックはそれについて失望していないと語る。「フラストレーションはない。我々はそれを認識している。我々がF1復帰を検討した基本的な理由は、ミシュランの競技部門ではなく、グループ全体に関連したものだ。技術的な要素に関連した我々の価値が重要だ。それが我々のタイヤであり、我々の製品だ。そして、それは環境面の前向きな進化に関係している」「我々は合理的だと考える提案を行った。それは誇張ではない。チームがどちらを望むかはチーム次第だ」