メルセデスGPは、F1ブラジルGPの決勝レースで、ニコ・ロズベルグが6位、ミハエル・シューマッハが7位だった。ニコ・ロズベルグ (6位)「いいスタートが切れた。前にいたミハエルがピットに入ると、前方がクリアになったのでポジションを上げることができた。チームの巧みなピット戦略のおかげだ。その後、セーフティカーが導入されたタイミングでタイヤ交換ができたのも素晴らしかった。ただし、ジェンソン(バトン:マクラーレン)も同じタイミングでピットに入っていた。さらに周回遅れが数珠つなぎになっていて、それ以上、順位を...
ミハエル・シューマッハ (7位)「スタートで2台をパスできたのは良かったが、ロバート(クビカ:ルノー)とやり合っている時にコースアウトしてグラスエリアに入ってしまい、順位を落とした。その後はいいペースで走行できた。結果論にすぎないが、私のピットストップはちょっとタイミングが早かったようだ。そのせいで、エイドリアン(スーティル:フォースインディア)に前を塞がれてしまった。終盤、ニコがフレッシュタイヤでピットアウトしてきた。ジェンソンとバトルをするなら、自分よりも彼の方がチャンスがあると判断して、先行させたんだ。最終戦アブダビでも力強いレースができるよう期待している」ロス・ブラウン「今日はニコとミハエルがいい走りを見せ、堅実にダブル入賞してくれた。ただし、ジェンソンの先行を許したのは計算外だった。彼もトラフィックに引っかかると読んでいたのだが、うまくかわしたようだ。それ以外では、戦略や戦術の判断も良く、数台を出し抜くことができた。ニコとは無線トラブルがあり、2度目のストップでやや混乱したものの、ポジションを落とすことなく、タイヤ交換を行うことができた。2台がポイント圏内でフィニッシュしたことは喜ばしいが、決して満足できる順位ではない。コンストラクターズチャンピオンシップを獲得したレッドブルには、『おめでとう』と申し上げたい。来年はウチがいただきたい」ノルベルト・ハウグ「スパ以来、6戦連続でタイトル争いをしているドライバーのすぐ後ろでフィニッシュできた。ニコとミハエルはもちろん、チーム全員が素晴らしい仕事をした。特に13番グリッドからスタートして、6位でフィニッシュしたニコの仕事ぶりを讃えたい。ミハエルは、オープニングラップに順位をふたつ下げたものの、よくリカバーしてくれた。ピットストップ直後にトラフィックに引っかからなかったら、もうひとつ上の順位でチェッカーを受けていたに違いない。6、7位という順位は、将来的に我々が目指すところではないが、現行のテクニカルパッケージを考えると、これが最良の結果だと言わざるを得ない。いい仕事をしてくれたスタッフ全員にお礼の言葉を贈りたい。今季もいよいよ1戦を残すだけとなった。来年はもっといい結果が出せることを期待している。最後に、2010年F1コンストラクターズチャンピオンシップ・ウィナーのレッドブルに祝福の言葉を贈ろう」関連:・F1ブラジルGP:優勝はセバスチャン・ベッテル・2010年 F1ポイントランキング
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