メルセデスF1チームは、マックス・フェルスタッペンに提示するルイス・ハミルトンの年俸を上回る巨額契約にゴーサインを出したと報じられているマックス・フェルスタッペンはレッドブルと2028年末までの契約を結んでいるが、その契約にはシニアアドバイザー兼ドライバープログラムのボスであるヘルムート・マルコが離脱した場合、フェルスタッペンが退団できる条項が盛り込まれているとされ、メルセデスはチャンス到来を予感しているようだ。
ルイス・ハミルトンがフェラーリへの移籍を控え、2025年のメルセデスのシートが空席となっている中、チーム代表であるトト・ヴォルフはフェルスタッペンを7度ワールドチャンピオンの後任として迎えることを「望んでいる」と明言している。メルセデスはマックス・フェルスタッペンに大金をつぎ込む準備ができているAuto Motor und Sportは、チームがボーナス込みでハミルトンの年俸を上回るフェルスタッペンの契約オファーに内部でゴーサインを出したと主張している。また、フェルスタッペンはチームの現状に満足しているものの、チーム内の体制が変わればその考えも変わるだろうと報じている。マルコはシーズン序盤に自身の去就を示唆していたものの、レッドブルのトラックオフ騒動が沈静化する中ですぐに態度を変えたことで、鍵を握るのではないかと推測している。しかし、ヴォルフ自身が認めているように、フェルスタッペンは最高のマシンを持ったチームに惹かれるだろう。そのチームは現在メルセデスではなくレッドブルに近く、フェルスタッペンはこれまでチームの4レース中3回1-2フィニッシュを記録している。 2024年のF1だが、メルセデスはまだ今年初表彰台を獲得していない。Auto Motor und Sportは、フェルスタッペン陣営がこの衝撃的なチーム移籍を検討するのであれば、再びメルセデスでレース勝利の可能性を証明する必要があると主張している。シーズン序盤の苦戦は、メルセデスにとって確かに苦い薬だった。メルセデスは、W15がタイトル争いに戻ってくることを望んでいた。とはいえ、日本GPでは適切なオペレーションウィンドウを見つける突破口が見つかったという話もあった。ヴォルフが「テスト」走行と称した日本GPでは、7位と9位でフィニッシュした。2024年のF1開発戦争はまだ本格化していないが、フェルスタッペンが将来への最善の策であることを証明するには、メルセデスからの莫大な利益が必要となるだろう。メルセデスにとって幸いなことに、Auto Motor und Sportは、チームはフェルスタッペンからの返答を急ぐ必要はなく、W15をより良い順位に導くための贅沢な時間を与えられたと主張している。
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