メルセデスF1のテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンは、2023年F1開幕時のレッドブルとの差は「慣れるのに時間がかかった」と語った。メルセデスF1は、2年連続で劣勢な状況でシーズンをスタートし、上位に食い込むことができなかった。チームは今年まだレースで勝利を収めておらず、レッドブルがこれまでの12戦すべてのグランプリ勝利している。
メルセデスF1は、再び優勝争いに加わるためにアップグレードを続けており、フィールドで数回2番目に速いマシンを所有しているように見えた。しかし、シーズン開幕戦のバーレーンGPでは、アストンマーティンやフェラーリ、そして独走するレッドブルの後塵を拝していた。アリソンは、シーズン開幕戦のバーレーンGPでのペースに慣れるまでに時間がかかったと語った。「我々は大きな期待を持ってスタートした」とアリソンは語った。「当初は上位陣との相対的なポジションに慣れるのに時間がかかったが、その後のチームの反応は称賛に値するものだった」「かなり早い段階で、何が問題だったのかを把握し、それ以来、着実に問題を解決してきた」メルセデスF1は、最初の12レースでいくつかの表彰台を獲得しており、現在コンストラクターズチャンピオンシップで2位につけている。2022年シーズン、メルセデスF1は終盤に向けて競争力を増し、ブラジルGPで優勝し、これがF1での最後の勝利となっている。メルセデスのチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるマイク・エリオットは、2023年の開幕時点でメルセデスの真のペースを見極めるのは困難だったと認めた。「昨年はシーズンを通して徐々に進歩を遂げた」とエリオットは語った。 「我々は冬の間、ある程度自信を持ってシーズンをスタートできるようにしたいと考えていた」「そうでないとわかったときは、歯がゆい思いだった。でも、挽回の道筋が見えてきたのは良かった」「アストンやフェラーリと比較して、我々がどこからスタートし、現在どこにいるのかを見れば、我々は良い進歩を遂げている」