メルセデスのF1チーム代表であるトト・ヴォルフが、F1に対し、今後週末フォーマットを決定する際に信頼を保つよう求めた。先月のF1アゼルバイジャンGPでは2023年シーズン最初のスプリント週末が開催された。ただし、2021 年の導入以来使用されてきた通常のスプリント・フォーマットに大きな変更が加えられた。
スプリントの結果がメインレースのグリッドを決めるのではなく、土曜日の短距離レースと日曜日のグランプリのために2つの別々の予選セッションが行われた。F1ドライバーとチームは、金曜日の午前中にプラクティスセッションを1回行っただけで、競技セッションに入る前に準備する時間を最小限に抑えられた。この形式は、2度のワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンをはじめ、F1が従来のスケジュールに固執することを示唆した一部の人々から批判を浴びた。「全部廃止してしまえばいい」とフェルスタッペンは語った。「すべてのチームが勝利のために戦えるようにすることが重要なんだ」F1は今年、スプリント・ウィークエンドを6回開催することになっており、これは2022年に行われた時の2倍の数となる。しかし、さまざまな報道では、今後さらに多くのレースウィークエンドでスプリントイベントが見られるようになる可能性があるとされている。ヴォルフは、F1は現在スプリント・フォーマットについて学習段階にあるとし、エンターテインメントと信頼のバランスを見つけるためにスポーツをバックアップしているという。「現時点でスプリントレースやスプリントウィークエンドは学んである最中であり、実験的な段階だ。ショーに追加できるものは追加しなければならない」とヴォルフは語った。「うまくいくものもあれば、うまくいかないものもある。そして、商業権所有者、ステファノと協力して、正しい決断を下すことになる」「私はどちらかというと保守的なほうで、そのことについてはステファノ(ドメニカリ、F1 CEO)と笑い話にしている。私は土曜日にきちんとした予選セッションがあり、日曜日にグランプリが行われるのが好きだ」「だが、スポーツとして、我々は発展していかなければならない。もしかしたら、別のルートがあるかもしれない。「だから、スポーツの信頼を維持しながら、最高のエンターテインメントを提供するという目的が一致している限り、我々はさまざまなことに挑戦するつもりだ」
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