メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、マックス・フェルスタッペンはチームにとって選択肢ではないと繰り返した。マックス・フェルスタッペンはレッドブルと2023年まで契約を結んでいるが、チームのパフォーマンスが期待外れであるか、もしくは2022年に競争力のあるエンジンやパッケージがない場合、2021年に解除条項を介してチームを離れることができるとされている。
これまで、マックス・フェルスタッペンのメルセデス移籍は頻繁に噂されてきたが、トト・ヴォルフは現在のバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンというラインナップに非常に満足していると語る。「バルテリは我々のために良い仕事をしているし、ルイスも良い仕事をしている。彼らは二人ともパフォーマンスレベルのピークにいる。それに我々には何年も我々と一緒にいて未来を形作ることができる若いドライバーもいる。それが我々の焦点だ」とトト・ヴォルフは Beyond the grid で語った。「マックスを取り巻く状況は現時点では可能性を提供していない。彼はレッドブルと契約を結んでおり、私は彼の忠誠心を尊重している」「レッドブルにはマックスを取り巻く全体的なストーリーがあるし、彼らにとってマックスと契約していることは重要だと思う。レッドブルは若い年齢で彼にトロロッソでのチャンスを与えました。状況は現状のままであり、それはマックスにとっても私たちにとっても良いことだ」また、トト・ヴォルフは、ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンのケースのように、2人のメルセデスドライバー間の激しい戦いが繰り返されることを望んでいないと語る。「ハミルトンとロズベルグのラインナップは非常に困難だった。部屋にネガティブな空気が充満していた…ネガティブなことがたくさんあると、それが部屋全体を引きずってしまう」とトト・ヴォルフは語った。「我々は『もはや実現不可能だ』と言うところまで来ていた。そして、我々はそれについて話をしたが、ドライバー間の敵意はまだそこにあり、ニコが引退した時点ではるかに超えていした。だからこそ、バルテリが加わった年以来、我々がそういうことがないには本当に新鮮だ」「彼らは完全にオープンであり、すべてを共有し、お互いを尊重している。レース中に介入する必要はなかった。また、ニュルブルクリンクでも、彼らが激しく戦うのを目にしたが、お互いに接触することはなかった。チームが同じ方向に向いていることが重要だ」