ルイス・ハミルトンは、人種差別への反対を示すために2020年F1シーズンにむけてオールブラックのカラーリングを採用するというメルセデスF1の決定を推進した。6回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、5月25日のジョージ・フロイドの殺害事件をきっかけに反人種差別抗議活動を支持してきたが、1か月前にチーム代表のトト・ヴォルフに電話をして最初にアイデアを提起した。
トト・ヴォルフは、ウィーンでのメディアイベントでルイス・ハミルトンとの議論について明かした。トト・ヴォルフは、ハミルトンがソーシャルメディアへの投稿だけでなく、メルセデスF1にその大義への支持を示すことを望んでいたと語った。シルバーアローとして有名なメルセデスのF1マシンのカラーリングをブラックに置き換えた新しいデザインは、F1の多様性への取り組みである「#WeRaceAsOne」のサポートともに「End Racism」というメッセージを特徴といている。F1マシンのカラーリングを変更することに加えて、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスは2020年に黒いオーバーオールでレースを行い、両方のドライバーがヘルメットのデザインを調整する。メルセデスF1は、シーズン終了までに新しい多様性と包含プログラムを開始すると述べ、チームスタッフの3%が少数民族グループに属していると述べた。だが、トト・ヴォルフは、メルセデスF1が従業員の多様性を高めるための雇用割り当てを設定することはないと確認した。「我々は割り当てを設定するのではなく、目標を設定する」とトト・ヴォルフは語った。「多様性が増せば、長期的には当社の業績は向上する」とトト・ヴォルフは付け加え、チームは通常採用する機関よりも幅広い機関からスタッフを雇うことになると語った。
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