メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフは、2021年からのマクラーレンとのF1エンジン契約がワークスチームとして撤退する予兆であるとの見方を否定した。メルセデスは9月28日(土)に2021年からマクラーレンとF1エンジン契約について4年契約を締結したことを発表。1995年から2014年まで続いたマクラーレン・メルセデスのパートナーシップが復活するとなった。
マクラーレンは、2010年にメルセデスがブラウンGPを買収してワークスチームを運営するようになるまで事実上のワークスチームとして活動。メルセデスのワークスチームはドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権を5連覇する常勝チームとなった。まだどのメーカーも2021年のF1参戦をコミットしていない状況でのマクラーレンとの契約は、メルセデスがワークスチームから撤退するための布石ではないかとの見方がなされたが、トト・ヴォルフは今回の契約がマクラーレンとのワークス関係を再確立させるためのステップではないことを強調した。トト・ヴォルフは「最近の関係は非常に強力なものだ」とマクラーレンとメルセデスの歴史について言及しながらコメント。「だが、現在、我々にとってはワークスチームがあること明確することが重要だった。今回のものはカスタマーパワーユニットの関係であり、ワークス契約のスタートでも、我々がもはやそこにいないことの始まりではない」「現状、我々はF1がどのような前進を果たし、どのように発展するかを理解したいと思っているし、ワークスチームとして継続することに熱心だ」
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