メルセデスF1チームとトト・ヴォルフは、二度と派手な衣装でグランプリに挑むことはないかもしれない。メルセデスは、今年のF1ドイツGPのスポンサーを務めることでホッケンハイムのレースをカレンダーに残し、モータースポーツ125周年を祝った特別なマシンカラーリングとレトロな衣装を着用してグランプリを盛り上げた。
メルセデスのホームレースにはNetflixのドキュメンタリーチームも撮影のために帯同していたが、メルセデスにとっては最悪のショーとなった。「このようなもので台無しにしてはいけないことを示した。常に仕事に集中するべきだ」とトト・ヴォルフはコメント。「チーム全体とともにNetflixのメンバーも同席させた。我々はげん担ぎはしないが、カルマは信じている。学ぶための一日だった」「おそらく、気を取られていたし、通常とは異なるやり方で仕事をスタートした。最終的に我々はそこから学んでいく」ルイス・ハミルトンにとっても最悪な週末となっており、イベントを通して体調不良を感じていた。「このような病気をしたことは一度もなかった。健康がどれだけ重要かが強調された」ある時点でルイス・ハミルトンは無線で“クルマをリタイアさせる”と求めたが、エンジニアから“常にチャンスはある”と引き留められた。トト・ヴォルフは、レースを捨てるという彼にしては珍しい考えになったルイス・ハミルトンを擁護した。「ルイスは週末を通して健康ではなかった。だが、彼は最善を尽くしたと思う」とトト・ヴォルフはコメント。「我々の多くがクルマに乗れないと考えたが、彼は乗った」ルイス・ハミルトンは、ホッケンハイムとハンガリーの間の数日を体調の回復のために使う予定だと語る。「すべての予約をキャンセルして自宅で数日過ごすつもりだ。クルマに座っていないことが最も役に立つ」とルイス・ハミルトンはコメント。「あまり気分は良くないけど、数日ですべてが大丈夫になることを願っている」