メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、今年ウィリアムズでF1デビューを果たすジョージ・ラッセルが“将来のスター”になるとドライバーだと考えている。2018年にF2でチャンピオンを獲得したジョージ・ラッセルは、今年、ウィリアムズでロバート・クビサとチームメイトとしてF1デビューを果たす。昨年、悲惨なシーズンを過ごしたウィリアムズは新たなラインナップで改善を目指すことになる。
メルセデスの育成ドライバーとしてキャリアを進めてきたジョージ・ラッセルは、ウィリアムズでF1デビューするものの、メルセデスとの契約は継続している。「ジョージは我々のチーム内でこれまでで最高のドライバーの一人だと言ったセバスチャン・フィリップ(ARTグランプリ チーム代表)の発言を繰りかえることができる。将来スターになることができるもう一人のイギリス人の少年かもいれない」とトト・ヴォルフはルイス・ハミルトンを引き合いに出して語った。トト・ヴォルフは、2014年の英国F4でチャンピオンを獲得したジョージ・ラッセルとの出会いを回想。すぐに印象を与えたと語る。「ジョージと最初に出会ったのは、彼が15~16歳のときだった。彼は私にミーティングを求めた。夢に溢れた若い少年とのミーティングは本当に楽しいものだった」とトト・ヴォルフは語る。「彼は黒いスーツにネクタイをしてノートブックをもってやって来た。そして、彼は『自分はイギリスF4でタイトルを獲得したばかりであり、F3で走ることを考えている。自分はとても若く、カーリンを理解しているので、イギリスのチームに留まるべきだというのが自分の気持だ』と言った」「そして、彼は『F3の初年度にメルセデスのエンジンでなければ、メルセデスのドアは閉められてしまうか』と質問してきた」「15~16歳にしては本当に思慮深い質問だったし、実際に驚くべきことだった。彼は、頭脳、共感、社会的なスキル、ドライビングを兼ね備えている」
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