メルセデスF1の責任者を務めるトト・ヴォルフは、2018年F1マシン『W09』が、昨年マシンのクオリティを維持しながら、より一貫性のあるマシンに仕上がることを期待している。タイトルを4連覇中のメルセデスだが、昨年マシン『W08』では気まぐれな“ディーバ資質”に悩まされ、いくつかのサーキットではパフォーマンスを発揮することに苦労した。
しかし、トト・ヴォルフは、W08も評価できる特性をいくつか持ち合わせており、ディーバ気質は払拭したいものの、今季マシン『W09』でもそのクオリティは維持したいと語る。W09の開発についてトト・ヴォルフは「完全にシームレス、もしくはスムーズに進んでいるわけではない。限界をプッシュし、クルマをできる限り軽量化し、最終的にはできる限り速いクルマに仕上げるためにプッシュしているからだ」とコメント。「我々は良い冬を過ごしていると言える。大きなドラマはない。だが、この時期の組織内には常にストレスがつきものだ」「ディーバにも我々が好んでいる特性がいくつかある。W08はF1で最速のマシンだった。最多のポールポジションを獲得し、最多勝利を挙げた。したがって、マシンで実際に機能していたものまで投げ捨てないように注意する必要がある。困難な部分を改善させるだけでいい」「我々はしっかりとそれを分析したし、今月末のテストではクルマの挙動が向上しているかどうかを確認していく」メルセデスは2月22日(木)にシルバーストン・サーキットで2018年F1マシン『W09』を発表する。
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