メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、F1でのメルセデス優勢の時代は終わったと認める。F1がV6パワーユニット時代に突入して以降、メルセデス一強の時代が続いていた。2015年と2016年、メルセデスは40戦で35勝を挙げ、全てのタイトルを確保。表彰台の頂点を独占してきた。
しかし、2017年シーズンは、ここまでの3戦でフェラーリが2勝を挙げている。「そうだね、我々の3年の優勢は終わった」とトト・ヴォルフは Blick に語った。「それはF1にとって必ずしも良いことではなかった。現在、多くのファンが素晴らしい世界選手権を楽しみにしている」その一方で、トト・ヴォルフは、メルセデスはより穏やかなドライバー間の関係を楽しんでいると語る。「この3年間、我々はロズベルグとハミルトンを管理する方法を考慮しなければならなかった。だが、もうその問題はない」問題はなくなったかもしれないが、F1バーレーンGPでは、ニコ・ロズベルグの後任であるバルテリ・ボッタスに対し、より速いルイス・ハミルトンに順位を譲るようオーダーを出さざるを得なかった。「決して気分の良いものではない」とトト・ヴォルフは認める。「だが、『我々はレースに負けたいのか?』と自分たちに問いかけなければならなかった」「バルテリは単純にタイヤを管理できておらず、我々はルイスを先に行かせなければならなかった」
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