メルセデスは、F1マレーシアGPで発生したルイス・ハミルトンのエンジン故障の原因をまだ掴めていないと認める。ルイス・ハミルトンのエンジンは残り15周のところでブロー。ノーポイントで終えたハミルトンは、首位ロズベルグとの差が23ポイントに広がった。ルイス・ハミルトンのエンジンが故障するのは、中国とロシアに次いで、今回で3度目となる。
メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンがタイトル争いで再びエンジン故障に見舞われることを防ぐために「あらゆる手段を尽くす」と述べている。今週末のF1日本GPを控え、メルセデスの技術責任者を務めるパディ・オフは「我々は彼のエンジンの問題の調査を続けている」とコメント。「まずはそれを理解し、そして、残りのシーズンでそれを防ぐことを確実にするために、我々はやれることは全てやっている」「実際には、今回のエンジン故障に関わらず、残り5戦でルイスにはフリープラクティスセッションで装着できる中古のパワーユニットを含め、現在ニコと同じパワーユニットのストックがある」「なので、おそらく彼のプログラムにさらに影響することはないだろう」トト・ヴォルフは「これらの故障には合理的な説明やパターンがない。もしあったら、我々はそれを解決するだろう」トト・ヴォルフは、メルセデスがニコ・ロズベルグとのタイトル争いにおいて、ルイス・ハミルトンを失望させていると認める。「これはメカのスポーツであり、このようなことは起こる」とトト・ヴォルフはコメント。「このようなことが起こったのは、非常に不運な偶然の一致だった。私にとっては、カジノのルーレットで6回赤が出たようなものだ」「だが、2014年の最終戦のスタートでニコが故障に見舞われたことを覚えている」「それがチャンピオンシップの正念場に起こるのはフラストレーションを感じるし、我々は今年彼(ハミルトン)を失望されている。今年は彼だ」ルイス・ハミルトンは「くよくよしていても何の利点もない」と考えており、「今後の5つのレース週末で反撃するために自分の内なる強さを見つけていく」と主張する。だが、挽回する方法を見つけられず、4度目のタイトルを獲得できなかった場合には、運がなかったと受け入れるつもりだとルイス・ハミルトンは語る。「さらに戦い続けている」とルイス・ハミルトンは語る。「でも、シーズン終盤に全力を尽くしても、もっと高い力が僕をチャンピオンシップに勝たせたくないのであれば、僕はそれを受け入れなければならない」「自分に出来ることは全てやり、僕たちに出来ることは全てやり、自分が全力を尽くしたとわかってシーズンを終えるなら、それ以上は求められない」
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