プレシーズンテストが進行するにつれ、F1バドックでは、2016年序盤はメルセデスが全てのコーナーで圧倒的な強さを見せるのではないかとの感覚が強まっている。2回目のプレシーズンテスト初日、ニコ・ロズベルグはソフトタイヤでトップタイムを記録。ウルトラソフトを装着したバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)のタイムをコンマ2秒上回った。
それは重要な瞬間だったかと質問されたバルテリ・ボッタスが「シーズン序盤にメルセデスに挑戦するのは誰にとってもかなりトリッキーだろう」とうなずいた。フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)は「メルセデスが破滅的な何かをしない限り、彼らがチャンピオンシップに勝たないことはないだろう」と Cadena Cope に述べた。「ベッテルが3位になるはずだ。でも、ウィリアムズ、レッドブル、フォース・インディアも除外できない。僕たちもそうなるといいね」Bild は、メルセデスが1000馬力の壁を越えたかもしれないと報道。しかし、メルセデスのニキ・ラウダは「我々のレベルではそのような馬力の大きな飛躍はない。フェラーリとレッドブルのほうが我々よりも改善の余地がある」とその報道を否定。だが、レッドブルのヘルムート・マルコは「全距離で100馬力ということはないだろうが、速い予選ラップではあるかもしれない」と考えている。