メルセデスは、レッドブルへのエンジン供給に合意していたものの、後になってその約束を破ったとの報道を否定した。多くの人は、レッドブルがパワーユニットの代替供給元を見つける前にルノーとの関係を終了したため、現在、供給元が見つけられないの自業自得だと考えている。
しかし、F1アメリカGPでは、実際にはレッドブルはメルセデスによって危機に陥られた可能性があるとの見方が出てきた。レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーだけでなく、バーニー・エクレストンも、メルセデスが当初はレッドブルへの供給に合意していたものの、その後、心変わりしたことを示唆した。「将来に明らかになる議論があったのは間違いないことだ。約束がなされていた」とクリスチャン・ホーナーは述べた。だが、メルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダは、その動きを否定した。「およそ3ヶ月前にディートリッヒ・マテシッツと会った」とニキ・ラウダは Bild に述べた。「私は彼に『メルセデスに対しての抵抗感や否定的な姿勢をやめれば、エンジンについて交渉することができる』と伝えた。彼は試みると言った。その後、何も起こらなかった」メルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは「レッドブルとの協力がない理由には2つの重要なポイントがある」と述べた。「1つ目は、メルセデスは市販車に関してルノーと協力している。そのため、レッドブルがルノーとの契約解除を早めた際、我々は『ルノーが、レッドブルにエンジンを供給できるという我々に合図するまでは、我々はそれをしない』と述べていた」「2つ目のポイントはマーケティングだ。我々は、将来発展させていけるアイデアやマーケティングキャンペーンについてレッドブルから知らせてほしかった。だが、何も出てこなかった。そのため、その問題については我々の側で処理した」
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