メルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは、フェラーリとのバトルが激化する現在、ルイス・ハミルトンと新契約を結ぶことは重要だと述べた。現役チャンピオンであるルイス・ハミルトンとメルセデスの3年契約は、今シーズン末で満了する。トト・ヴォルフ、そして、ルイス・ハミルトンも、過去数週間に渡って、契約は目前だと主張しているが、いまだ正式発表はなされていない。
そのため、バーレーンでは、ルイス・ハミルトンがキミ・ライコネンに代わってフェラーリに加入するとの報道も浮上した。フェラーリからの脅威が増すなかで、ルイス・ハミルトンとの契約更新がメルセデスにとって重要になったかと質問されたトト・ヴォルフは「もちろん、ルイスはファクターであり、クルマでは特別な男だ」とコメント。「人生において、私はいつものように“Win-Win”の状況が必要だと考えており、現時点では“Win-Win”の状況だ」「我々にはクルマで非常に速い男がおり、我々は非常に速いクルマを持っている」「チームにはしっかりとした土台がある。我々は長期的に持続可能な成功を収められる組織を築いてきた」「フェラーリは非常に力強い挽回を見せている。ハミルトンを保つことは“Win-Win”だ」開幕4戦で3勝を挙げたルイス・ハミルトンは、現在、チームメイトのニコ・ロズベルグに27ポイント差をつけてチャンピオンシップをリードしている。ニコ・ロズベルグは、昨シーズン中盤に複数年の契約延長にサインしている。その直後、メルセデスとルイス・ハミルトンは、2014年のチャンピオンシップ争いが片付くまで、新契約の交渉を延期することに合意していた。