メルセデスは、F1サウンドの改善に再挑戦する。メルセデスは、5月のバルセロナテストでエンジンサウンドを改善させるために“メガホンエキゾースト”をテストしたが、効果は得られず、見た目も不評だった。F1の観戦者数減少の問題に全力を傾けているメルセデス非常勤会長のニキ・ラウダは、レースを“あまりにも多くの愚かなペナルティ”で邪魔しないようにせよという提言して、F1はすでに行動を起こしたと述べた。
「あとはエンジンのサウンド不足の問題だ。メルセデスはボリュームアップのためのソリューションをもう一度試みるとエクレストンに約束した。しかし、真の危機は別のところにある」とニキ・ラウダはコメント。「今の若者は友人とビーチで遊び、iPadでグランプリを見たいと望んでいる。同時に、彼らはドライバーたちをヒーローとして見ていない。これは解決が簡単ではない問題だ」 「だが、ルールがあまりにも多すぎる。ライバルが白線を越えた途端に無線でがなりだす始末だ」「彼らがメディアに語ることができる内容には限度があり、口を閉ざさねばならない時がある。我々は限界点に達しているのだ」F1の人気低下については、ミーティングが今週に開催され、フラビオ・ブリアトーレ率いる“ポピュラリティ・ワーキング・グループ”の新設などが検討されたと報じられていた しかし、ニキ・ラウダはかつて“クラッシュゲート”騒動でF1を追われたフラビオ・ブリアトーレにスポーツのこの問題を委ねる必要性に疑問を呈している。 「ディートリッヒ・マテシッツ(レッドブルオーナー)は、オーストリアのためにわかりやすいアプローチを取った。高額のチケットと空席ではなく、値段を下げてスタンドを満たすことだ」