パディ・ロウは、今週末のF1イギリスGPでメルセデスのスタッフとしてF1レースに初参戦する。マクラーレンの元テクニカルディレクターであるパディ・ロウは、オフシーズンにメルセデス移籍を決断。昨年からレースに参加していない。シーズン前半は、マクラーレンでF1とは無関係の仕事を割り当てられていたが、最終的に契約を早期解約してメルセデスに移籍することで合意された。
パディ・ロウは、6月3日にテクニカルエグゼクティブディレクターとしてメルセデスに移籍。今週末のシルバーストンでトラックデビューを果たす。今月初め、メルセデスのチーム代表ロス・ブラウンは、パディ・ロウの早期移籍は、チームの長期的野心を後押しだろうと述べていた。ロス・ブラウンは「2014年マシンの開発があるこの時期は特にチャレンジングなのでボーナスだ」とコメント。「信じられないかもしれないが、2015年のマシンの開発を始めたい。今はリソースがすべて限界に達している時期だ」ロス・ブラウンが最終的に引退を決めた場合、パディ・ロウがチーム代表に就任するとみられている。