メルセデスAMGは、2012年F1マシンのトラックデビューを2月21日まで延期するという方針に自信を持っている。2012年のF1は、3月18日にオーストラリアで開幕。そのため、メルセデスAMGがトラック上でコードネーム「F1 W03」と呼ばれる2012年マシンをテストできる日は8日間しかない。
メルセデスAMG F1のニック・フライは「大きな問題ではない。様々な理由を熟慮したうえでの決断だ」とコメント。「(我々は)パフォーマンス高めることに最大限の時間をかけている」2012年から、F1チームはFIAが義務づけるクラッシュ・テストに合格するまでは新車をテストすることができない。そのため多くのチームは、早めに設計を終えてトラックでテストをするか、実際のテスト走行はあきらめて開発フェーズに時間をかけるのかという決断に迫られることになる。2012年からメルセデスAMGに改名するチームは、2月7日から始まる1回目のヘレステストをあきらめ、2月21〜24日と3月1〜4日に行われるバルセロナテストに参加することを選んだ。「2つのテストの間に2週間あるので、パフォーマンス面の開発に時間をかけた方がよいと考えている」とニック・フライは語った。「トップチームの大半は、シミュレーションが非常に優れている。実際にマシンがトラックを走る前に、マシン全体とパーツのリグテストを含めてファクトリーでかなりの作業をこなすことができるいるだろうし、もちろんドライバーはシミュレータに取り組む」ニック・フライは、前身チームのブラウンGPがドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方でタイトルを獲得した2009年は、ほとんどテストをせずに優勝したと述べた。関連:メルセデス、2012年から「メルセデスAMGペトロナスF1チーム」に変更
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