セイコーエプソンは、メルセデスと複数年のグローバルパートナー契約を締結したことを発表した。エプソンは、オフィシャルチームパートナーして、インクジェットプリンター、スキャナー、3LCDプロジェクター、スマートグラスやスポーツ・健康分野のセンシング商品を含むウエアラブル機器の分野でメルセデスAMGペトロナス F1チームをサポートしていく。
また、2月1日にヘレスで発表されるメルセデスの2015年F1マシン『W06』、ドライバーであるルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグのヘルメットバイザーとレーシングスーツにもエプソンロゴが掲示される。F1に参戦した中嶋悟のパーソナルスポンサードを務めていたセイコーエプソンは、1988年にチーム・ロータスのチームスポンサーとしてF1に参画。以降、中嶋悟が移籍したメルセデスの前身チームといえるティレルでもスポンサーも務めていた。碓井稔 (セイコーエプソン 代表取締役社長)「このたび、栄えあるメルセデスAMGペトロナス F1チームのオフィシャルパートナーとなることで、エプソンブランドをさらに強化することができ、本当にうれしく思います。エプソンは、メルセデスAMGペトロナスF1チームと同様に、常に最新の技術を追求し、業界をリードしていけるよう努力を重ねてきました。これからも、お客様の期待を超える商品やサービスによって、世界中のお客様に驚きと感動をもたらし続けたいと思います」トト・ヴォルフ (メルセデス・ベンツ モータースポーツ エグゼクティブディレクター)「2015シーズンに向けた準備が整いつつある中、エプソンをチームに迎えることができてうれしく思います。先進的な企業と協力関係を築くことに喜びを感じますし、エプソンが革新的な技術や商品を追求する姿勢は、私たちがF1の世界で頂上を目指す姿勢とも共通するものです。エプソンの技術革新、そしてブランドや商品を世界中で訴求していくためにも、私たちは緊密に連携していきます。今シーズン、そしてこれから先のシーズンも、パートナーとしてエプソンとともに成功していくことを楽しみにしています」今回パートナーシップ契約を締結した両者は、環境負荷を極小化することにも注力している。例えばエプソンでは、製造プロセスはもちろんのこと、実際に商品を使用する際の環境負荷も削減することで、2050年までにCO2排出量を90%削減することを目指している。一方、2014シーズンにF1でコンストラクターズチャンピオンシップを獲得したマシン、メルセデスAMGペトロナスF1 W05 ハイブリッドは、前年のマシンから30%以上燃料効率に優れており、このようなF1で培った技術は、メルセデス・ベンツの市販車にも採用されている。今シーズン全20戦が予定されているF1選手権の開催地は、いずれもエプソンのビジネスにとって重要な地域となっている。エプソンは「今回のスポンサーシップ契約を最大限に活用して世界中のお客様との関係性を深め、先進技術の訴求にもつなげていきます」とした。
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