マクラーレンは、2018年F1マシン『MCL33』を発表。伝統の“パパイヤオレンジ”のカラーリングが復活させた。マクラーレンは、昨シーズン限りで3シーズンにわたるホンダとのパートナーシップを解消。2018年のF1世界選手権からルノーのカスタマーパワーユニットを搭載して名門復活を目指す。
マクラーレン MCL33は、チームの伝統カラーである“パパイヤオレンジ”のカーラーリングが施された。昨年、フェルナンド・アロンソがインディ500に参戦した際に“パパイヤオレンジ”が採用され、ファンの間で好評を博していた。マクラーレンはイギリス国籍のチームだが、チーム設立当初は創設者ブルース・マクラーレンの母国ニュージーランドのナショナルカラーリングであるオレンジのカラーリングを採用。“パパイヤオレンジ”に塗られたマクラーレンのCan-AmとF1カーは、フェラーリが自身のレースカーを識別するために赤を採用したのと同じように、マクラーレンのシグネーチャーカラーとして認識されていた。2018年のF1レギュレーションでは、コックピット保護デバイス『Halo』の搭載が義務化され、また昨年までシャークフィンとTウイング、モンキーシートが搭載されていたエリアは制限され、その3つのデバイスは事実上廃止となる。マクラーレン MCL33は前年モデルのコンセプトを進化。サイドポッド周りの処理が非常に特徴的だ。フロントウイング、リアウイング、エンジンカバーはブルーにカラーリングが採用されている。一方でサイドポッドをはじめ、マシンサイドにスポンサーロゴがほとんど掲載されていないのは気になるところ。マクラーレンは、2014年の開幕戦オーストラリアGPでケビン・マグヌッセンとジェンソン・バトンが2位と3位を獲得して以降、表彰台から遠ざかっている。優勝に関しては、2012年のF1ブラジルGPを最後に勝利から見放されている。伝統のカラーリング2月26日(月)にバルセロナのカタロニア・サーキットでスタートするF1プレシーズンテストでは、フェルナンド・アロンソが初日の走行を担当し、マクラーレン MCL33での初走行を行う。マクラーレン MCL33 画像