マクラーレンは2026年F1シーズンに向け、リザーブドライバー体制を正式に確定させた。新たにF2チャンピオンのレオナルド・フォルナローリがリザーブドライバーに昇格し、長年テストドライバーを務めてきたパト・オワードと役割を分担する。マクラーレンは、2026年F1キャンペーンにおいて2名のリザーブドライバーを常時スタンバイさせる方針を明らかにした。これは正ドライバーであるランド・ノリス、オスカー・ピアストリのいずれかが、負傷や病気、あるいは出場停止などの不測の事態でレースに出場できなくなった場合に備えるものだ。
フォルナローリは、カタールでF2タイトルを獲得した直後にマクラーレンと契約。当初はテスト兼開発ドライバーとしてTPC(旧型車テスト)を担当していたが、今回その役割が拡大され、正式なリザーブドライバーに就任した。今後は集中的なテストおよびシミュレーター・プログラムにも参加する。「マクラーレン・マスターカードF1チームのリザーブドライバーとして、マクラーレン・ドライバー育成プログラムの一環で役割を拡張できることを本当にうれしく思う」とフォルナローリは語った。「これは僕のキャリアにおける次の大きなステップであり、チャンピオンシップを制した成功したチームに貢献できることを楽しみにしている。ザク、アンドレア、アレッサンドロにこの機会を与えてもらったことに感謝したい」一方、オワードはこれまで通りリザーブドライバーを継続しつつ、アメリカのインディカー・シリーズでマクラーレンの活動を続ける。「アロウ・マクラーレンでのインディカーでの主な役割と並行し、マクラーレン・マスターカードF1チームのリザーブドライバーを続けられることをうれしく思う」とオワードは述べた。「ここ数年、F1マシンをテストしドライブする中で非常に多くのことを学んできた。その経験をさらに成長と発展につなげていきたい」2026年に向け刷新されたドライバー育成プログラムマクラーレンは同時に、2026年シーズンに向けたドライバー育成プログラムの全体像も発表した。2025年末に複数の若手がプログラムを離脱した後、新たな体制が整えられている。2026年 マクラーレン・ドライバー育成プログラム一覧■ レオナルド・フォルナローリ:F1リザーブ兼テストドライバー■ パト・オワード:F1リザーブ兼テストドライバー■ リチャード・フェルシュホー:マクラーレン・レーシング テストドライバー(ELMS LMP2参戦)■ マッテオ・デ・パロ:F3(トライデント)■ エラ・ロイド:F1アカデミー(ロダン・モータースポーツ)■ エラ・スティーブンス:F1アカデミー(ロダン・モータースポーツ)■ ドリース・ファン・ランゲンドンク:英国F4/フォーミュラ・ウインター・シリーズ■ クリスチャン・コストヤ:イタリアF4、ユーロ4、F4中東■ エラ・ハッキネン:F4シングルシーター・テストプログラムこの育成プログラムは、マクラーレンの最高ビジネス責任者であるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビが統括している。「2026年に向けたレースおよびテストプログラムと並行して、ドライバー育成プログラムのラインアップを確定できたことをうれしく思う」とアルンニ・ブラビは述べた。「フォルナローリが我々との育成の一環としてリザーブドライバーに昇格したこと、そしてオワードが引き続きこの役割を担うことは非常に喜ばしい。我々は9名の非常に才能あるドライバーを選抜しており、F1、インディカー、そして将来的なWEC参戦に向け、彼らが成長していく姿を見るのが楽しみだ」マクラーレンは2026年に向け、F1だけでなく複数カテゴリーを見据えた長期的な人材育成体制を着実に整えつつある。