マクラーレンは、F1ドイツGPの決勝で、カルロス・サインツが5位、ランド・ノリスがリタイアでレースを終えた。アンドレアス・ザイドル(チーム代表) 「今回のレースは様々なことが起こり、正直、終わったばかりの今はすべてをまとめるのが難しい。メインのライバルに比べて難しいレース週末だったので、重要なポイントを獲得できたのは素晴らしい結果だ」
「カルロスは素晴らしい走りを見せた。特にレース中盤にコースオフを喫した後はエンジニアリングチームと協力しながらバトルを繰り広げ、5位入賞を果たした。今朝、バッテリーパックとMGU-Kを交換する必要があり、今日のランドのスターティングポジションはさらに妥協を強いられた。ポジションを上げ、カルロスがスピンしたあとは彼の前を走っていたが、残念ながらレース途中でランドのマシンはすべてのエンジンパワーを失い、カルロスと同じようなレースを戦ってポイントを獲得するという可能性は消えてしまった。今回も貴重なポイントを獲得でき、堅実なレース週末を過ごすことができ、現場とファクトリーを含めたチームのみんなに心から感謝している。パフォーマンスだけでなく、作業環境という点でも、特に今週末の序盤の暑さは非常に大変だったであり、チャレンジングな週末だった。次はハンガリーだ。さらなる進歩を続けていくことが目標だ」 カルロス・サインツ(5位)「とても激しく、F1にとって良い日曜日になった。自分に関しては5位にとても満足している。表彰台のチャンスがあったのは間違いないし、それをものにできていたと言うのは簡単だ。でも、セーフティカー中に5番手にいて、周りが誰もピットに入らないという状況でピットストップしてスリックに変えるというのはとても難しい判断だった。僕たちは入らないという決断をして、もっと後ろにいた人たちはそのリスクを冒す余裕があった。全体としては正しいタイミングで正しい判断ができた。賢いレースができたし、プレッシャーがかかる状況でうまくマネジメントできていた。チームにおめでとうと言いたい」 ランド・ノリス(リタイア)「視界が悪かったし、ウエットを履いてもとても滑りやすく、スタートはトリッキーだった。最初のセーフティカーでピットに入らずに順位を上げていたので全ては順調に思えた。振り返ってみれば、あれは間違った判断だったかもしれないけどね。インターに交換するためにピットインした後もいくつか順位を上げてスリックに交換するまでは良いペースで走っていた。その頃、路面はちょうどドライでも十分走れるくらいに乾いていた。そのピットインの直後にバックストレートでトロロッソの前に出た。うまくいきそうに見えたけど、クルマのパワーを失った。大波乱のレースでポイントが獲得できていたのは間違いないので残念だ」
全文を読む