マクラーレンのザク・ブラウンは、エンジンサプライヤーであるルノーの“Bチーム”についての見解に同意すると語った。ルノーF1チームのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、トロロッソ・ホンダが競争力をつけていることに不満を抱いており、F1は“Bチーム”の台頭を抑制しなければならないと語っていた。
今年からレッドブルとトロロッソは同じホンダのF1エンジンを搭載することで、トロロッソの2019年F1マシンは、ほぼ昨年コンストラクターズ選手権を3位で終えたレッドブル RB14がベースとなっている。シリル・アビテブールは、昨年トロロッソ・ホンダがテクニカルディレクターのジェーム・キーを失ったにも関わらず、進歩を果たしていることに疑問を投げかけている。「トロロッソは昨シーズンの大部分でテクニカルディレクターがいなかった。何が起こったかは明らかだ。競争力のあるクルマを造るためにテクニカルディレクターさえ必要ないということだ。我々にとってそれは問題だ」とシリル・アビテブールは述べ、2021年のレギュレーションではBチームを抑止するべきだと語っていた。ザク・ブラウンは「我々はF1が向かう方向性についてのルノーの見解と同意見だ」とコメント。「つまり、チャンピオンシップのすべての参加者に公平な条件がッ必要だ。全チームが独立したデザイナーになるべきだ」ザク・ブラウンは、いくつかのパーツを“標準化”することは支持すると語る。「それらのパーツを生産する能力がないチームの助けになるのであれば、それが悪いことだとは思わない」「だが、個々のチームがコンポーネントをチャンピオンシップの特定の参加者にのみ供給しているのは正しい状況だとは思わない」「この慣例を止めることができれば、全員にとってより良いものになるだろう」
全文を読む