マクラーレンのエグゼクティブディレクターを務めるザク・ブラウンは、新しいパワーユニットパートナーであるルノーとともに表彰台と勝利を目指している。V6ターボ“パワーユニット”が導入された2014年の開幕戦でダブル表彰台を獲得したマクラーレンだが、ホンダに切り替えた2015年以降はトップ3フィニッシュを果たせていない。
マクラーレンは今シーズン限りでホンダとのパートナーシップを解消し、2018年からルノーとタッグを組む。表彰台や優勝のチャンスはあるかと質問されたザク・ブラウンは「それが我々の目標なのは確かだ」と RACER にコメント。「我々はルノーのエンジンに非常に自信を持っている。彼らには素晴らしい歴史があるし、この10~15年でチャンピオンシップの半分を獲得した。もちろん、それにはドライバー、チーム、シャシー、パワーユニットなど完全なパッケージが必要だ。我々はそれを実現している。我々は興奮しているし、準備は整っている」「我々には必要なツールが揃っていると思っているし、我々が目指しているのは表彰台だ。それが3段目、2段目、1段目であろとなかとうとだ。その全てを達成できることを願っている」ザク・ブラウンは、ルノーのパワーユニットの進歩が十分なものであれば、ワークスルノーも脅威になると考えており、そのシナリオは次世代のパワーユニットレギュレーションが目標とすべき一例として機能する可能性があり、F1全体にとって利益になると考えている。「我々には勝利を収めるチャンスがあると思っている」とザク・ブラウンはコメント。「ルノーは素晴らしいチームであり、以前に多くのレースに勝ってきた。5チームが勝利することはスポーツにとって非常に健全な状態だと思う」「我々が2021年に見たいのは、よりレベルの高い競争の場であり、ファンはレースに勝つと思う2~3人に絞られるのではなく、7~8人から選べるようなグランプリを望んでいる。来年が多くのチームが勝ち始めていくことを願っている」
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