マクラーレンは、F1トルコGPの決勝レースで、ルイス・ハミルトンが13位、ヘイキ・コバライネンが14位だった。ルイス・ハミルトン (13位)「何のドラマもないレースだったが、個人的には走りを楽しむことができた。スタート時点では、かなりの燃料を搭載していてクルマが重い状態だったが、とにかくプッシュした。自分のポテンシャルをフルに発揮できたと思えるので、(この順位でも)微笑むことができる。今後ともしっかりと顔を上げて、ハードワークを続けることがもっとも重要だ。これからの自分の役割は、今季型マシンに存在する問...
ヘイキ・コバライネン (14位)「チーム全員が自尊心を試されたレースだったと思う。スタート直後は、マシンポテンシャルのすべてを発揮させることができたので、かなり満足している。ルーベンス(バリチェロ:ブラウンGP)とはいいファイトができた。正々堂々と戦ったことはもちろんだが、昔ながらのレーシングテクニックとKERSを駆使して、自分より速いクルマを抑え込めたことに大きな満足感を覚えている。最終スティントでは、コマンドポストからの指示を受けて、次の戦いに備えてエンジンをいたわる戦術を採用した。14位フィニッシュという現実は受け入れなければならないが、マクラーレン・メルセデスには現状を打開する力がある、と信じている。かつてのような状況を取り戻すためにも、今はハードワークを続けるしかない」マーティン・ウィトマーシュ(マクラーレン・チームプリンシパル)「大きなフラストレーションを感じる状況の下、ルイスとヘイキは非常に印象的なパフォーマンスを披露してくれた。ふたりとも最善を尽くしたと思う。彼らの頑張りには頭が下がる。2名の強力なドライバーが、ともにポイントを獲得できないという現状には苛立ちを覚えるが、今は我々のマシンが期待しただけのスピードに達していない。すぐにウォキング(チーム本拠)に戻って問題の解決を図りたいが、残念ながら、これには魔法のレシピはない。ハードワークを続けて解決策を見出すしかないとはいえ、マクラーレン・メルセデスにはハードワークの伝統がある。本日のレースに話を戻すと、ルーベンスは、非常に戦闘力の高いマシンに乗っていたにもかかわらず、スタートで順位を落として以降はポジションを上げることができなかった、という点に注目したい。後ろから追いかける側には、追い上げの手段は事実上ほとんどないのだ。大きなフラストレーションを感じるものの、現実は現実として受け入れざるを得ない」ノルベルト・ハウグ (メルセデス・ベンツ・モータースポーツ・バイスプレジデント)「イスタンブールパークのようなサーキットは、マクラーレン・メルセデスには最適ではないと思っていたが、そのとおりの結果になった。長いストレートとタイトコーナーで構成されるセクター3では、ライバルと遜色ないスピードを示したが、それ以外の高速セクションにはうまく対応できなかった。抜本的な改善が必要とされている。もちろん、チーム全員がその必要性を自覚している。ミスのない走りでマシンポテンシャルをフルに発揮してくれたルイスとヘイキに、感謝の気持ちを伝えたい。ブラウンGPとジェンソン・バトンが圧倒的な強さを誇っている。したがって、マクラーレン・メルセデスを含めたライバル勢は、どこも満足などしていないはずだ。7戦で6勝目をマークしたジェンソンに祝福の意を表するとともに、素晴らしいエンジンを提供している当社エンジン部門には、労いと感謝の言葉を贈りたい」関連:F1トルコGP:ジェンソン・バトンが今季6勝目
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